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名古屋テレビ 放送番組審議会だより
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時35分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
- 今月の番審だより
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- 今年度の放送番組審議会委員
<2011年7月分>
第526回 名古屋テレビ放送番組審議会
- 開催日
- 平成23年7月13日(水) 15:30~17:00
- 委員
-
- 委員長:谷川憲三
- 副委員長:小林かおり
- 委員:大野智彦・松浦好治・関口敦仁・柘植康英・池田桂子・諏訪哲史
議事の概要
(1)業務報告
- 社長挨拶(荒木社長)
(2)審議テーマ
- 放送番組種別の基準について諮問・答申
- 審議番組
7月6日(水) 午後4時49分~放送
『スーパーJチャンネル』および『UP!』 - その他
- 放送法の改正に伴い「放送番組の種別の公表制度」が導入されるにあたり、放送番組を「報道」「教育」「教養」「娯楽」「通信販売」「その他」の種別に区分することになった。名古屋テレビ放送が定めた「放送番組の種別の基準」を諮問し、原案通り異議なしとの答申を受けた。
⇒放送番組の種別の基準
『スーパーJチャンネル』について
委員の主な意見です。
- 時事的な出来事、生活情報など多様なニュースをテンポよく、わかりやすく、かつコンパクトに発信しており、面白く見ることができた。
- 特集のネタさがしにも工夫が見られた。啓発性が高く、警鐘を鳴らすテーマが選ばれている。迫力のある取材がなされているものの、少し突っ込み不足で、物足りなさが残るネタもある。
- 当日の発生ネタと長期取材ネタのアプローチの仕方がわからないまま出されている印象。それぞれの切り口が分かりづらいのが残念。
- 特集の一部で、日本にいる外国人への差別感情の問題につながる視点があって気になった。
- 取り上げるネタがあまりにも多く、盛りだくさん過ぎるのではないか。
- 検証されていないことを伝える画面の見出しと内容がそぐわないところがあり、違和感があった。
- 画面のテロップが終始でており、色数も多くうるさい。
- フリップのデザインが貧弱。目で見て分かる情報をちゃんと示してほしいし、この番組ならではの特徴的な出し方を研究してもらいたい。
- 報道をどう定義するかがプロデューサーの意志によって決まってしまうが、視聴者の判断はどうなのか。「ケーリーちゃん殺害事件」報道は、報道なのか、娯楽なのか。倫理のノリを超えてないという点で問題ないが、深いところの倫理の問題は案外クリアではないのではないか。
『UP!』について
委員の主な意見です。
- 全国ニュースに地方を組み合わせるということはいいこと。地域の情報、観光のスポットなど楽しみな情報提供がなされている。
- 地域でいろいろなことが起きているということを知るにはいい番組。この時間には見られないので、どこかでリプレイされるとよい。
- 多局に比べ、ボードをうまく使った構成がはっきりしていて良い。
- ローカル局で流すニュースは大切。地元情報というより、地元ニュースをたくさん流す、ニュースを掘り下げて発信する、そこの充実をお願いしたい。
- 全国のニュースとローカルのニュースをどうつなぐのか、どういう基準でローカルのニュースが選ばれているのかよくわからない。ローカルでは報道と娯楽がごちゃ混ぜになって進行している。
- 男性キャスターが1人でやっているが、女性と組み合わせたほうが、雰囲気が和らぐのではないか。
- 星キャスターは、非常にさわやかで好感度が高い。
- 話題の煮詰め方が足りない。なぜそうなのかが背景まで踏み込んでいないため、物足りなさや違和感が残る。
- グルメ情報が多く、他局との違いがはっきりしない。
- 「10連発」企画は、安易で説得力の無い店選びだ。もう少し絞って時間を割いてメリハリをつけてほうが良い。空回りしている。
- 「10連発」企画は楽しく見られるが、とても覚えられない。自社サイトに詳しい情報を載せてもらいたい。
- たまには映画や美術館の展覧会情報を扱った「10連発」企画もあっていい。
局側は
- 夕方のニュース情報番組として全国とローカルを大枠として一体化したのは、夕方は、視聴者がその時合わせたチャンネルをあまり変えないという傾向があるため、なるべく早くから多くの人に名古屋テレビを見ていただけるよう、『スーパーJチャンネル』の価値を上げ、『UP!』の底上げにつなげようというもの。新聞のテレビ欄にもいろいろなことを載せやすくなるという判断もあった。
- 『スーパーJチャンネル』は、その日起きたニュースをわかりやすくまとめ、背景まで伝えていくことを基本にし、特集は長期取材したものを毎日出している。肩タイトルは、今何をやっているのかすぐ分かってもらえるよう、また少しでも興味を引くようキャッチーなものにする傾向にある。美術的な改善点の指摘も重く受け止めている。今日いただいたご意見はテレビ朝日に伝えさせていただく。
- 『UP!』の企画について、説明不足の点があったことはスタッフも反省している。「10連発」シリーズの内容については、ホームベージに連絡先など掲載しているが、今後ブログなどで展開できるよう検討していきたい。
などと答えました。
(3)報告事項
- BPO報告
・BS11『“自”論対論参議院発』に関する意見
・テレビ東京『月曜プレミア!主治医が見つかる診療所』
毎日放送『イチハチ』
情報バラエティー2番組3事案に関する意見
(3)次回開催予定
次回の放送番組審議会は平成23年9月14日(水)午後3時30分~
審議テーマ…「震災報道とテレビ報道」について