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名古屋テレビ 放送番組審議会だより
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時35分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
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- 今年度の放送番組審議会委員
<2011年11月分>
第529回 名古屋テレビ放送番組審議会
- 開催日
- 平成23年11月9日(水) 15:30~16:50
- 委員
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- 委員長:谷川憲三
- 副委員長:小林かおり
- 委員:大野智彦・松浦好治・関口敦仁・池田桂子・諏訪哲史
議事の概要
(1)業務報告
- 社長挨拶(荒木社長)
- 系列番組審議会委員代表者会議報告(事務局&谷川委員長)
(2)審議テーマ
- UP!ドデスカ!スペシャル
『超巨大地震・津波から身を守れ~東日本大震災から東海3連動地震へ~』 9月23日(金・祝) 9:57~11:45放送分 - その他
委員の主な意見です。
- 東日本大震災を教訓に、東海地区の視聴者が大地震・大津波を身近なこととして実感し、その場合どうすればいいのかについても考えさせられるもので、災害教育の観点から示唆に富む質の高い実践的、有意義な番組だ。
- 被災地の人々のインタビューにより「自らの経験話」を引き出し、それが番組に強い説得力を持たせている。特に避難訓練をしていた中学生の体験談は、非常に説得力があった。
- 津波は「高いところに逃げる」「自分が生き残ることが大事」「一人一人が自分を守る」「我がことと思う」「歴史に学ぶ」などの被災地からのメッセージが、津波対策の教訓として印象強く、記憶に残る。
- 「手作り避難路」「避難所体験」といった市民の自主的な取組みは、今我々が出来ることの具体的な例であり、よく伝わった。行動しなければならない、という番組最後のメッセージにも繋がって効果的。
- 責任追求型ではなく、自分たちがどうしたらよいのかという視点でまとまっており、好感が持てた。
- 津波がメインで、やや内陸型の地震についての話が物足りなく、わかりづらかった。この地方の過去の地震の歴史についてももう少し詳しく触れて欲しかった。
- 東北地方とこの地方の地形的な違い、この地方の特徴や防災都市として欠けているところが十分語られていない。
- 津波対策などの今後の課題を明確にするとなお良かった。誰が責任を持って対応していくのか、自治体への取材などにより、強い問題提起をすべき。
- こういう番組を通して、大震災の記憶を再生し、視聴者の危機対策意識を高めていくことを、今後も継続的にやって欲しい。
- すべては受けて側の問題で、こういう番組があることに安心してしまう人もいる。視聴者にさらに危機意識を持たせるという意味で、もっとぞっとさせる映像があっても良かった。
- 多くの人に見せたい番組である。今回の放送時間で良かったのか?一回で終わるのはもったいない。再放送の検討も。
- DVDにして、公共財として教育界や各市町村に提供するとか、一日一話のように、例えば天気予報の中で短く防災放送を続けるということも考えて欲しい。
- 原発事故の問題については、次の機会にぜひ取り上げて欲しい。
- キー局や被災地域局を中心とした今回の地震報道の検証を受け、東海地方で地震が起きた時どう対応するのかということも、もう一度考えてもらいたい。
局側は
- 今回は、地震のメカニズムの話より、この地方の住民の方々に大きな地震に対する備え、大きな揺れに対する備えを事前に十分やって欲しいということをメインにした。
- 東海地方は多くの災害を乗り越えた歴史があり、その時々の対策や放置してしまったことを見つめることによって自分たちに何ができるか、やはり語り継ぐことが大事ではないかということに重点を置いた。
- 名古屋にどれだけの津波が来るのか、この地方と東北地方との地震の揺れの違いなどはもっと掘り下げるべきだった。
- 今後、特番だけでなく、『ドデスカ!』や『UP!』などのレギュラー番組の中で、市町村ごとの課題や解説策を伝えていきたい。
などと答えました。
(3)次回開催予定
次回の放送番組審議会は平成24年1月11日(水)午後3時30分~
審議テーマ…年末年始の放送番組全般について