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名古屋テレビ 放送番組審議会だより
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時35分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
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- 今年度の放送番組審議会委員
<2012年3月分>
第532回 名古屋テレビ放送番組審議会
- 開催日
- 平成24年3月14日(水) 15:30~17:00
- 委員
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- 委員長:谷川憲三
- 副委員長:小林かおり
- 委員:大野智彦・松浦好治・関口敦仁・池田桂子・諏訪哲史
議事の概要
(1)業務報告
- 社長挨拶(荒木社長)
- 2012年度4月改編について(狩野編成局長)
(2)審議テーマ
- 2月21日(火)・28日(火)放送
テレビノタネ『我が家の妄想ライセンス』 - その他
委員の主な意見です。
- 若手の新しいアイデアを実現する場を提供してやっていくのは、非常に大事な試み。
- ダメ元という深夜番組独特の空気感があり、面白く見られた。ずらしや落差で笑える番組になっていた。司会の「我が家」の面白さを改めて確認した。
- お笑い芸人に対する前知識のある視聴者が楽しめる番組。そういう文脈を知らないとシンドイ番組だと思う。
- スタジオセットの工夫など低予算を逆手に取ったやり方が面白い。
- 若手制作者と若手芸人を起用し、両方が育っていくという意味合いでは心温まる番組。若手芸人を育てるメ~テレの伝統を感じさせた。
- 新しい試みとして、ライセンスを勝手に与えるというコンセプトは良い。ライセンスを与えるという意味合いがもう少しはっきりすると、あか抜けた笑いになる。
- トークや番組進行のテンポが良い。特に前半はCMが少なく、視聴しやすかった。
- 番組の展開に強弱をつけ、視聴者を飽きさせない工夫が見られた。
- ゲスト芸人の面白みで番組内容が左右される。少しゲストに頼りすぎ、MCの3人だけで楽しめることも考えて欲しい。
- 個人芸・一発芸の積み重ねになっていて何度も反復してやれるコンテンツになっていない。芸能人に依存したギャグそのものを楽しむものなのか、どうも番組の趣旨が分かりづらい。
- 「テレビノタネ」という全体の枠組みも含めてコンテンツ化を図るようなやり方があったのではないか。例えば、30分の番組で15分ずつ制作者を競わせ勝ち抜かせる仕組みもありうるのではないか。
- 新しいものを作る試みはほとんど失敗するし、面白くないということにも意味がある。他のトライアル、その企画書とも見比べ、どこが新しいのか、その評価はどうなっているのか、などを知らせてもらわないと、この番組の正しい評価は出来ないのではないか。この試みは大事で、今後も継続して欲しい。
- パーツの組み合わせが変わったという印象で、全体的に新しさは感じられない。
- テレビで放送するにはふさわしくないあまりに品の無いギャグがあった。
- 芸ではなく、他人をいじることで笑いを取る最近の芸人のあり方が今回も気になった。
局側は
- 「テレビノタネ」は当社の若手の制作力強化と将来の有力なコンテンツを探すことを目指して始めた。社内で募集した企画の中から数本を単発で放送し、脈のありそうなものをさらにシリーズ化している。『我が家の妄想ライセンス』もその中の一本。
- 『我が家の妄想ライセンス』は、ネットの中で販売されていたおもちゃのような商品から発想した。一般の人、芸人が芸を見せ、それを審査して「ライセンス」を与えるというというところに新しさがあると考えた。
テレビでネタを披露する芸人たちにその場を与えようという意図もある。 - 台本を作り、それを出演者と打合せする中で修正して収録に臨んでいる。
あくまでチャレンジであり、今あるものが完成形ではない。今後も試行錯誤を繰り返しながら、どのようなコンテンツとして花を咲かせることができるか考えていきたい。
などと答えました。
(3)次回開催予定
次回の放送番組審議会は平成24年4月11日(水)午後3時30分~
審議テーマ…3月31日(土)放送 メ~テレ50周年特別番組『ニッポンど真ん中遺産アワード!&50年の映像遺産』