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名古屋テレビ 放送番組審議会だより
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時35分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
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- 今年度の放送番組審議会委員
<2013年3月分>
第542回 名古屋テレビ放送番組審議会
- 開催日
- 平成25年3月13日(水) 15:30~17:00
- 委員
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- 委員長:松浦好治
- 副委員長:関口敦仁
- 委員:大野智彦・池田桂子・諏訪哲史・岡本直之・佐藤久美
議事の概要
(1)業務報告
- 社長挨拶
(2)審議テーマ
- メ~テレ50周年特別番組『銀球のメッセージ~ピンポン外交と名古屋~』
- その他
委員の主な意見です。
- 日中国交正常化40周年という年に、ピンポン外交の歴史というものが良く判る内容だった。中国での取材も交え、良く掘り起こされていた。
- ピンポン外交の舞台が名古屋であったこと。世界選手権への中国の参加に向けて後藤愛工大理事長の地道な取組みがあったこと。これをきっかけに世界情勢に大きな変化があったことなど、この番組で初めて知った視聴者も多いと思う。地元局として名古屋を誇り、名古屋の明るい未来をも期待させる内容は、開局50周年を記念する番組としてふさわしいものであった。
- 当時の選手が日本で現に活躍していることも後追い取材していて、卓球に限らずスポーツや日中友好に当時から関わってきた方々の励みになったのではないか。
- 「外交は決して政府まかせではなく、民間レベルの掘り起しがあって相互交流が形成され、外交の表の場面に影響してゆくんだ。」というメッセージがあり、その姿勢はとても大事なことだ。
- 過去の映像と、かなり広範囲に関係者へのインタビューを行っている。二つの筋「政治的外交」と「民間の交流」という両方からアプローチしたという意味で良く出来ていた。
- 民放でこれだけのドキュメンタリーが出来るのは、素晴らしいこと。
- この番組は貴重な映像アーカイブを使って、どのようにして中国チームが参加することになったのか、日本側関係者の努力と中国側の対応をわかりやすく丁寧に描いている。映像アーカイブの活用として優れた例になる。
- 非常に勉強になる番組だった。50周年特別番組として放送するだけでテレビ局としてのメッセージ性がある。高く評価したい。
- 尖閣問題があって日中関係がデリケートになっている時に、こうした企画は非常にタイムリーである。
- 外交と言うと大きな「国」というものが出てくるが、この地方都市の一部の民間交流が、明らかに歴史の流れの中でワンポイントとして入ってきている。このことを知らない人は多いだろうし、もっとはっきり打ち出しても良かったのではないか。
- 番組が何をメッセージしようとしたのか?がわかりにくい。
- 歴史というタイムスケジュールの中で、このドキュメントがどういう風に役割を負っていたか、をもう少しはっきりと見せて欲しかった。
局側は
- 当社には日中国交正常化前に、西側のメディアとして初めて取材した映像が数多く残っている。それを基に当時の取材・報道を検証する番組を45周年で制作・放送した。今回の番組はその延長線上にあるもの。
- 日中関係が最悪の状態になった去年に、改めて関係改善のきっかけになったピンポン外交の原点や裏側を明らかにしてゆこうというのがこの番組の趣旨である。
- 番組内の今名古屋で活躍している中国の方々が、「何で日本に来たのか。」を昨年9~10月に中国で取材する予定だったが、尖閣がああいう状態になったことで出来なかった。映像が伴わなかったので、印象が残らなかったかも知れない。
などと答えました。
(3)次回開催予定
次回の放送番組審議会は平成25年4月10日(水)午後3時30分~
審議テーマ…3月9日(土)0時20分~2時50分放送
メ~テレ50周年特別番組『田原総一郎と大激論!”河村ナゴヤ”を徹底検証』