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名古屋テレビ 放送番組審議会だより

このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。

<2013年7月分>

第546回 名古屋テレビ放送番組審議会

開催日
平成25年7月10日(水) 16:00~17:30
委員
  • 委員長:松浦好治
  • 副委員長:関口敦仁
  • 委員:諏訪哲史・岡本直之・佐藤久美・広中和雄・森絵里・片山俊介

議事の概要

(1)業務報告

  • 社長挨拶
  • 4月クール視聴率について(野村編成局長)

(2)審議テーマ

  • メ~テレドキュメント『つちおと~沈まぬ鍛冶屋魂~』
  • その他

委員の主な意見です。

  • 時間をかけて丹念にカメラが追いかけていて、非常に見応えがあった。
  • ダム建設の行方は少し不透明な状況にあるなか、設楽町八橋地区について人々が関心を持つ良いきっかけになる番組だった。
  • 職人という視点からアプローチしていった結果、様々な社会問題を浮き彫りにしていったところが構成として非常に良かった。
  • ダムという社会問題を正面から扱うのではなく、安藤さんだけを見せることで押し付けが無い。それが素晴らしかった。
  • この番組を見ることでダムに沈む予定地に住む人々の生活や思いが伝わってきて、心に残る番組だった。
  • 人の生き様に焦点を当てながら、社会問題も考えさせるという番組を今後も制作して欲しい。
  • ダム建設の背景や必然性など、これまでの経緯をイントロ部分で簡単に説明したうえで番組を展開した方が分かりやすかったのではないか。
  • ダムの問題には敢えて踏み込まなかったということだが、全く触れないのはいかがなものか?木鐸としての使命を放棄している、と言えなくもないのではないか。
  • 何を伝えたいのか中途半端な印象もあった。鍛冶屋というものを伝えたいのなら、その歴史などもう少し切り口があっても良かったのではないか。
  • 家を壊すところや、豊田へ引っ越した後の部分は果たして必要なのだろうか?人の人生を描く時、最後まで見せてしまったのはどうか?という印象だ。
  • 放送時間が深夜なのが気になった。高齢者の方の取材も多かったので、テロップをもう少し多用しても良かったのではないか。

局側は

  • 安藤さんの設楽町での仕事の最後の数ヶ月を描くことで、裏側にある問題などを見た人に感じ取ってもらえるような番組作りを心がけた。
  • 「ダムの問題を前面に押し出した方が良い」という意見もあったが、敢えて主人公の安藤さんを通して描く方法を取った。
  • ダムに関してはもう少し説明し、背景を見せた方が良かったか、という反省もある。
  • 「ハッピーエンドじゃないか」という指摘もあり、番組をどこで終えるかは難しい。制作者としてはただ終わるのではなく、少し希望を持たせたかった。

などと答えました。

(3)次回開催予定

次回の放送番組審議会は平成25年9月11日(水)午後3時30分~
審議テーマ…7月7日(日)6時00分~6時30分放送『日本!食紀行』日本一のあさり~愛知・三河湾奇跡の海に学ぶ~