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名古屋テレビ 放送番組審議会だより
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
- 今月の番審だより
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- 今年度の放送番組審議会委員
<2015年6月分>
第565回 名古屋テレビ放送番組審議会
- 開催日
- 平成27年6月10日(水) 15:30~17:00
- 委員
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- 委員長:関口敦仁
- 副委員長:諏訪哲史
- 委員:片山俊介・町田健・牛田千鶴・種橋潤治・長谷川ふき子
議事の概要
(1)業務報告
- 社長挨拶
(2)審議テーマ
- 『想ひそめし~恋歌百人一首~』
- その他
委員の主な意見です。
- 視聴対象を女性に絞った、質の高い、引き締まった短編ドラマに仕上がっている。
- 百人一首の世界と現代の女性達の恋愛体験を結びつけるという、発想そのものが斬新で、非常に面白いものだ。
- 現代の恋物語が百人一首の世界と結び付けられることによって、淡く切ない恋心を描き出す、という効果も生み出されたのではないか。
- 百人一首の歌は日本文学の大事な要素の一つなので、それが現代に取り上げられただけでも、ものすごく価値のあることだ。
- 誰もが胸がキュンとして、共感が得られる恋の話をうまく短くまとめている。深夜に見るのにぴったりの番組だ。
- 各話とも結末をあまり具体的な映像で明示し過ぎていない。余韻をもったエンディングになっていたところがかえって良かった。深夜の放送時間帯にマッチしていた。
- 深夜の放送時間に配慮してか、シリアスさを抑えて、3話とも割にあっさりとした軽い感じで表現している。また、若い女性を見据えたカメラワークやきめの細かい動きや表現は中々なものだ。
- 3話各話の主人公である3人の女優さんが、それぞれの役の人物を自然体で演じていて非常に好感が持てた。それぞれテーマに応じた人選(キャスティング)が出来ていて良かった。
- 神主役の中村倫也はハマリ役だ。番組コンセプトとストーリー展開をうまくリードしている。
- 取り上げた3首それぞれの歌と、ドラマの内容の関連性がやや見え難かった、というのが正直な感想だ。
- ストーリー展開にやや共感し辛い部分があり、また説得力に欠ける部分もあった。
- 神主さんの扱い方が残念だった。ストーリーテラーとのことだが、見ていて途中から役割が分からなくなってしまうことがあった。今後は立ち位置が分かるフォーマットみたいなものを作った方が見易いのではないか。
- この企画のベースとなる発想や目指す方向性はすごく面白い。今後もそれを徹底的に活かして次の番組を作ってゆけば、さらに面白いものが出来るのではないか。今回はまだバタバタしている印象だ。
- 今後も心に余韻を残すような、ハートフルなショートストーリーの番組作りを、ぜひ目指していって欲しい。
局側は
- この番組では「若い女性に寄り添うコンテンツ」の制作を目指した。このため、(1)エピソードを女性視聴者からの投稿というスタイルで集めること。(2)15分の3夜連続放送という、夜に、手軽に見ることが出来るコンテンツのスタイルを取ること。(3)敢えて女性監督、女性脚本家、女性カメラマンなど、女性にこだわって制作すること。の3点に留意した。
- これまでの過去のメ~テレの番組にはない要素にチャレンジした番組だ。
- 百人一首とエピソードの関連性についてのご意見があったが、まず取り上げた歌を番組スタッフで一度現代語訳をし、メ~テレの公式ホームページに掲載、それにまつわる恋愛エピソードを視聴者から募集したものだ。
- 神主役(中村倫也)の設定として「1,000年間現世をさまよっている人」とした。ご意見を頂いた服装や言葉遣いについては、神主が現代ナイズしているところも面白さの仕掛けのひとつとして使いたかった。それでこういうキャラクター設定をした。
などと答えました。
(3)次回開催予定
次回の放送番組審議会は2015年7月8日(水)午後4時00分~