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名古屋テレビ 放送番組審議会だより
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
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- 今年度の放送番組審議会委員
<2017年5月分>
第584回 名古屋テレビ放送番組審議会
- 開催日
- 平成29年5月9日(火) 15:30~17:00
-
参加者
(敬称略) -
- 委員長:安村仁志
- 副委員長:小川明子
- 委員:山口眞里、丹羽慎治、田中彩子、中 裕史、大竹敏之、裵 貞嬉
議事の概要
(1)業務報告
- 社長挨拶
- 開局55周年記念番組について
- 2016年度下期番組種別報告
(2)審議テーマ
- メ~テレ開局55周年記念番組『メ~テレ トップ会談』
- その他
委員の主な意見です。
- 総論としては出演者の顔ぶれが豪華で、肩のこらないバラエティー番組として非常に面白く見ることができた。
- 90分の番組を3つのパートに分けているが、構成としては目先も変わって良かった。また、普段知らない情報の提供などもあり、面白かった。
- 名古屋めしの話題では、名古屋駅ホームのきしめんの天ぷらや、「味仙」のチャーハンについてなどのトリビア的話題が要所要所にあり、ネタとしては大変面白かった。
- 番組の企画意図として、「ナゴヤを盛り上げるため、ナゴヤを掘り下げ…」とあるが、これが番組内でどこまで全うされたのか、少し疑問だ。出演する芸人さんの視点で、我々が思いつかないような指摘や提案があるかと期待していたのだが。
- 出演した芸人さん達それぞれが自身の番組をPRする企画は良いが、何故各番組のVTRが無いのだろうか。視聴者も全ての番組を見ている訳ではないので、少し分かり難かったのではないか。
- 出演者達のフリートークに任せ切っている部分があった。どこまで台本を作ったのだろうか。出演者達をもう少しコントロールするべき部分があったのではないだろうか。
- 出演者同士が「ちゃちゃをいれる」場面が多く、目立った。ひとつひとつの話題(テーマ)に、もう少し突っ込んだトークの展開が欲しかった。
- 出演した芸人さん達の人気調査・ランキングのコーナーは少し長過ぎたのではないか。本当にこの番組のなかで必要だったのだろうか。見ていて少しイライラした。
- 「ヘルス」の話は見ていて気持ち良くなかった。男性だけの空間で閉じられた場所なら良かったが、女性アナウンサーが存在している場所である事が苦しかった。
- “県民性”の部分では、テレビ局のスタッフや警備員の話ではなく、もっと普通の街の人達について、東京や大阪の芸人さん達が「どう感じたのか?」を話してもらった方が面白かったのではないか。
- こうした番組の放送時間としては、もう少し遅い時間、例えば深夜帯でも良かったのではないか。
- 番組ラストの舞台が「お風呂」である理由が疑問だ。もう少し違う場所で意図に沿う所は、あの時間でもまだまだあったのではないか。
- こういう番組は東京の番組の二番煎じと思われかねないのではないか。あまり真似をし過ぎてしまうと、名古屋の人から見た場合、“田舎感”が気になってしまう場合がある。有名タレントを揃えたうえで、ローカルなものと巧くミックスしていくと良いと思った。
- 豪華な顔ぶれは揃っていたが、それぞれのキャラクターにおいて、個性のある発言内容がないと感じた。テレビ局として、「売れているから」と大事にするだけでなく、出演者を育てる側面もあって欲しい。
- 名古屋のテレビ局全体の傾向として、「地元のタレントを育てて行こう」という事を止めてしまったように思われる。以前は地元のタレントがもっとリポーターを務めていたりした。地元の若い才能が活躍する場を作ることも、地方局の役割の一つだと思う。
局側は
- メ~テレのレギュラー番組の豪華出演者達が、一同に会したことを前面に押し出し、それぞれの番組のPRにもつながるトーク番組を作ろうというのがこの番組の企画意図だ。
- ご意見にあった「結果としてナゴヤを盛り上げる内容になったのか?」については、トークをメインとして番組を作り上げたかった思いがある反面、もう少し出演者達をコントロールできれば良かったという反省点もある。
- 出演者達の食事の場面を設定したり、番組の最後のシーンをお風呂で撮影したのは、遊び心で演出したものだ。
- 芸人さん達が出演する、それぞれの番組のPRにVTRを使わなかったのは、権利上の問題もあってのことだが、「どうしたら伝わるのか?」という方法論を考えるべきだったと反省している。
などと答えました。
(3)次回開催予定
開催日時:2017年6月13日(火)午後3時30分~