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名古屋テレビ 放送番組審議会だより
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
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- 今年度の放送番組審議会委員
<2019年3月分>
第602回 名古屋テレビ放送番組審議会
- 開催日
- 平成31年3月12日(火) 15:30~17:30
-
参加者
(敬称略) -
- 委員長:安村仁志
- 副委員長:小川明子
- 委員:丹羽慎治、田中彩子、中 裕史、大竹敏之、裵 貞嬉、五藤義徳
議事の概要
(1)業務報告
- 社長挨拶
- 4月改編報告
(2)審議テーマ
- 『サンデーLIVE!!』
- その他
委員の主な意見です。
- 大型のニュース情報番組らしく、160分の放送全体を通して時事問題から芸能ニュースまで様々な情報があふれている。どのタイミングで見ても、いろいろな情報を取得することが出来る番組だ。
- この番組は、長時間放送枠というものを活かした情報量の多さや広範さが見応えにつながっていると思う。
- メインキャスターの東山紀之さんについてはくせの無さが良い。また、ニュースの冒頭に自身の考え方をあまり入れ込まないのも良いのではないか。日曜の朝の時間帯は、できるだけニュートラルな方が多くの人を惹きつけやすいと思う。
- コメンテーターも様々な人がいて、バランスが取れていて好感が持てた。深い知識は欲しいけれども、過度にその人の意見に左右されたくない。そのあたりの塩梅が良かったと思う。
- 企画ものは総じて良かった。特に東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げるために、普段見聞きする機会のない競技やそれに打ち込む選手を取り上げることは、視聴者の関心の裾野を広げるという意味で大事な企画だった。
- 報道番組というよりワイドショーかな?という印象だ。報道番組としては裏局の番組と比べて見劣りがする感じだ。
- MCの東山紀之さんは、雰囲気や口調が少し硬いと思った。もう少しハツラツ感が欲しい。日曜の朝なのに暗く沈んだ感じが気になった。
- そもそもコメンテーターは「誰もが知っていること」や「誰もが感じること」を発言していては存在意義がない。視聴者の気付かない視点や切り口を提示するのが役割だと思う。そういう意味では、どなたのコメントも通り一遍のもので、深みが全くなかった。
- 飲食チェーンやコンビニエンスストアの不適切動画のニュースで、アルバイト個人の処分には触れていたが、企業側の管理・教育体制の問題や再発防止策には誰も触れていない。もう少し突っ込んだ報道が出来たら良かった。こうしたケースが番組を通して散見された。
- ユーチューブやドライブレコーダーの映像は、何度も繰り返し見せられると嫌になる。但し、ああした映像が一般の人たちからアップされることで見えてくる社会問題はあるはずで、それをどう調理して出してゆくかがプロの見せどころではないか。もう少しプロの味付けが欲しい。
- ドライブレコーダーの映像を使用したニュースは、まさに状況証拠を提示してはいるが、一方の視点だ。一方の視点だけで全てを決するようなやり方には一抹の不安と危険を感じた。
- CMが多く感じられた。特にスポーツコーナーはひとつひとつのネタ毎にCMが入り、「これは何だ!」と残念に思った。
- 東京・大阪・名古屋3局での共同制作だが、それが番組の特色としてどこまで出ているのか。そこを常にチェックしながら、番組作りを進めて欲しい。
局側は
- 東阪名3局の共同制作に参加する目的は、プロデューサー・ディレクター・アナウンサーの3名を派遣しての系列貢献とともに、東京での番組制作を学んでメ~テレの情報番組にフィードバックすることによる制作力アップ、そしてアナウンサーの知名度を上げることの3つだ。
- 出演者に関しては、日曜日の朝の番組ということで、明るく爽やかで元気のある方々を選んだ。
- 番組タイトルに『LIVE!!』とあるように、当日の放送中にも起きているニュースをどんどん入れてゆくという“ライブ感”を一番大切にして番組作りにあたっている。
- 番組スタートからの1年半は、速報性と中継のライブ感を一番重視してやってきた。一つのニュースで「深堀りができているか?」というと、達成できている部分はまだまだ少ないかもしれない。
などと答えました。
(3)次回開催予定
開催日時:2019年4月9日(火)午後3時30分~