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名古屋テレビ 放送番組審議会だより
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回開催予定です。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
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- 今年度の放送番組審議会委員
<2020年5月分>
第613回 名古屋テレビ放送番組審議会
- 開催日
- 2020年5月15日(金)
新型コロナウイルス感染症拡大の現況を踏まえ、感染防止の観点から書面により審議する形式で開催した。委員全員の書面受領完了をもって開催日とした。
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参加者(書面)
(敬称略) -
- 委員長:安村仁志
- 副委員長:五藤義徳
- 委員:神田真秋、久冨木原玲、小倉敏秀、小林弘明、佐野智恵子、長山智香子
議事の概要
(1)業務報告
- 2019年度下期番組種別報告
- 2019年度視聴率報告
(2)審議テーマ
- 『おぎやはぎのハピキャン~キャンプはじめてみました~』
(毎週水曜深夜0:15~0:48放送) - その他
委員の主な意見です。
- テクニック偏重に陥りがちな企画ながら、出演のおぎやはぎが見事に包み込んでいるところがこの番組の最大の特徴だ。変にやる気を出さないところが幅広い視聴者層を惹きつけていると思われる。
- 料理や素朴なゲームなど、キャンプの面白さは童心に帰ること、人間の暮らしの原点に戻ることにあると思った。「通ぶれるキャンプ」というテーマを裏切っているところにも意外なおもしろさがあった。
- 一人で楽しむソロキャンプやデイキャンプなど、キャンプが多様化するなか、男性のみならず女性がより関心を持つような内容や、子供の立場からみると学校では教えてくれないようなことを取り入れても面白いのではないか。
- キャンプ場の詳細は番組内では少し触れただけだったが、Webサイトでは詳しく紹介され、番組とサイトがうまく連携されている。サイトの記事も飽きさせない内容になっているので、テレビ離れしている若年層などを番組へ呼び込む効果もあるのではないか。
- 物欲を刺激するような企画は効率的だが、ともすれば短絡的で安っぽくなりがちだ。年間に数回は同じ場所、同じメンバーで違う季節のキャンプを紹介してみてはどうか。
- いろいろな分野で「通」らしい、少し上級の、こだわりの道具や技術を教わることのできる番組をぜひ見たいと願っている。楽しみながら役立つ番組はテレビ放送の大事な役割であると思う。
- Webサイト「ハピキャン」は、インスタグラム、ライン、ツイッター、YouTubeとも連携し、それぞれ独立したコンテンツがあることに工夫が見られる。キャンプ情報サイトとして充実しているので、アクセスが増えるよう努力を続けてほしい。
- これまでキャンプにまつわる様々な情報が提供されており、しかも若手のキャンプ好き芸人による、いい意味での《軽さ》の中で進行される番組つくりによさを感じた。なるほどと思える情報が毎週提供されている点にこの番組の優れた点がある。
- ナレーションでは、女性がさらに子供のような話し方をしていたが、このような声である必要があるのだろうか?大人の女性を子供っぽく扱うのは日本独特のテレビ文化で、他の国ではあまり見たことがない。
- 番組だけでは少し物足りない感じを抱いたが、Webサイト事業がメインで番組がサブであるという試みであることを踏まえると、番組には情報を詰め込まず、必要な情報はインターネットに取りに行ってくださいという親切さを感じる。
局側は
- この番組は、視聴者にキャンプの楽しさ、楽しみを伝えることはもちろんだが、それ以外にもうひとつミッションがある。それは、これまでテレビ広告によりビジネスをしてきたテレビ局が、視聴者にとって魅力的で有益なWebサイトを番組と連携して育てていくことにより、テレビとインターネットを融合させ、新たな広告ビジネスに挑戦すること。試行錯誤の真っ最中だが、何とか成功の糸口を見つけようと取り組んでいる。
- 1つのキャンプ場で放送4回分を収録していること、また、放送開始から1年しかたっていないことから、同じ場所で違う季節にキャンプするという定点ロケはできていないが、今後挑戦したい。
- 女性のナレーションは「子供のような話し方」ではなく「やさしい話し方」を意図していた。女性から見て違和感があるようであれば、検討課題にさせて頂く。
などと答えました。