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名古屋テレビ 放送番組審議会だより

このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回開催予定です。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。

<2020年7月分>

第615回 名古屋テレビ放送番組審議会

開催日
2020年7月14日(火) 16:00~17:50
参加者(敬称略)
  • 委員長:安村仁志
  • 副委員長:五藤義徳
  • 委員:神田真秋、久冨木原玲、小林弘明、佐野智恵子、長山智香子、村田陽子

議事の概要

(1)業務報告

  • 社長挨拶

(2)審議テーマ

  • 『デルサタ~新しい週末~』(毎週土曜6:30~7:55放送)
  • その他

委員の主な意見です。

  • 土曜日の朝に、一週間をコンパクトに振り返り、気楽に見ることができる良い番組だと思う。ニュースや情報も、地元ならではの取り上げ方ができている。
  • MCの二人は掛け合いもゆったりしていて、土曜日の朝にマッチしていた。紹介された情報はバランスが取れて安心感があった。コロナ禍のもとで柔軟に制作されていたと思う。今後も地元の活性化につながるような情報発信を期待する。
  • 東京と名古屋をリモートで結んだ番組構成は、分断された感じがなく、うまく工夫されていた。出演者のスタジオの立ち位置もソーシャルディスタンスを意識したもので、また演出のセンスも良かった。
  • 出演者間のリモートのやりとりは、番組としてスピード感がなくなり、流れが止まるような印象を受けた。スタジオの印象など番組内容で、朝の雰囲気が感じられなかった。
  • 平日の朝夕の情報番組とは別の切り口を期待していたが、代わり映えがしなかった。情報の一部には、なぜこの内容を取り上げるのか、理由がわからないものがあった。違和感があり、取り上げ方に工夫があるとよかった。
  • 家事を効率的に行うテクニックを紹介するコーナーで、出演者は全員女性だった。男性も家事分担を求められる時代のなか、ジェンダー役割を強調する演出ではなく、男性も参加すればよかった。
  • 東海3県のコロナ関連のニュースで、各県の庁舎の映像が使われていた。映像の使い方が気になった。
  • コロナ感染拡大後に、新しい週末の過ごし方を提案するという基本コンセプトを出すことができたのか。提供される情報の量が多いので、もう少し絞ったほうが良いのではないか。
  • 社会の動きを伝える報道情報番組は、メディア環境が大きく変化するなかで、多様な視聴者のニーズをどうとらえるのか、困難な時代だと思う。
  • ローカル局の制作のメインは報道情報番組だと思うが、番組をインターネットで再送信する流れが進んでいる。地上波放送のネット再送信の現状はどうか。ローカル局はどのような影響を受けるのか。

局側は

  • 番組の限られた時間のなかで、より多くの情報、企画を取り上げつつ、一つの内容をどれだけ深く掘り下げられるかは、作り手として毎週試行錯誤して取り組んでいる。これからもポストコロナの新しい生活、新しい週末の過ごし方を提案していく。
  • 番組のニュースコーナーは、1週間のできごとをまとめて伝えるような構成となっている。ニュースでは事実をストレートに伝える一方で、事実の裏にあるものや背景を伝えなければならない。そういう役割は平日の朝夕の情報番組やドキュメンタリーで取り組んでいる。
  • 効率的な家事の方法を紹介したコーナーで、出演者が女性3人で男性がいなかったのは、視聴者に家事は女性の役割と受け止められかねなかった。今後は、男性のアナウンサーを加えるなど、工夫したい。
  • 企業や商品などを取り上げる場合は、一方的なPRではなく視聴者に有益で丁寧な情報提供になるよう、毎回その都度、細心の注意を払って取り扱っている。ご指摘いただいた意見を参考にして、情報の取り扱いや番組制作に活かしたい。
  • 放送法の改正をきっかけとして、コンテンツのネット同時配信、見逃し配信が話題になっているが、民間放送局としてはCMや権利の取り扱いなど課題が多い。多様性、多元性、地域性という放送法の理念を維持しつつ、ビジネスとしてどう取り組むか、ローカル局としても経営課題と認識している。

などと答えました。

(3)次回開催予定

開催日時:2020年9月8日(火)16時~