メ~テレトップ番組向上への取り組み名古屋テレビ 放送番組審議会だより > バックナンバー

名古屋テレビ 放送番組審議会だより

このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回開催予定です。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。

<2021年1月分>

第620回 名古屋テレビ放送番組審議会

開催日
2021年1月12日(火) 16:00~17:40
参加者(敬称略)
  • 委員長:安村仁志
  • 副委員長:五藤義徳
  • 委員:久冨木原玲、小林弘明、佐野智恵子、長山智香子
参加者(リポート)
(敬称略)
  • 委員:神田真秋、村田陽子

議事の概要

(1)業務報告

  • 社長挨拶
  • 2020年年間視聴率報告

(2)審議テーマ

  • 『ドデスカ!第1部 第2部』(毎週月曜~金曜 朝6:00~8:00放送)
  • その他

委員の主な意見です。

  • コロナ報道が一番心に残った。リモートでインタビューに応じた医師からは、医療現場の緊張感が伝わってきた。望木アナの質問も適確だった。朝のニュース情報番組は、初めから終わりまで通してみる人はあまりいないと思うが、危機感を伝えるために深堀りした情報を伝えることは大切だ。別の番組でもよいので、ぜひ掘り下げをしてほしい。
  • 全国と地元のニュースと情報、お天気、エンタメなど、情報の取り上げ方のバランスが良い。コメンテーターのひとことも良かった。この地方の朝のテレビ番組では、ローカル制作はメ~テレだけだが、他局のキー局発の番組と比べて、負けていない。
  • 定点カメラの映像は、地域の様子がよく伝わってくる。高山やテレビ塔、太陽が昇ってくる風景は、その季節のその時しか見られない光景だ。ライブ感があって、この地方の今がわかる。定点カメラだけではなく、ときには新しい場所からも中継するとお天気コーナーがさらに充実するのではないか。天気予報の地域区分が詳しいのも、地元重視が感じられた。
  • リニューアルの目的の一つに、ブランド力アップが挙げられている。地域貢献とローカル情報の強化とともに、災害時に選ばれる局になるというのは非常に重要だ。時間はかかると思うが、目標を定めてひとつひとつ積み重ねることがイメージの確立につながる。継続して取り組んでいただきたい。
  • 番組は、若くてフレッシュなイメージがある。MC・コメンテーター共に地元出身の方を起用して親近感、安定感があり、幅広い年代に受け入れられると思う。地元情報を詳しく取り入れているところが特徴の一つだと思うが、注目の全国ニュースももっと取り上げると、朝いち早く情報を取り入れたいビジネス層にも受け入れられるのではないか。
  • 一日の始まりの朝のニュースは重要だ。地元のニュースと比べると、全国や海外のニュースが少ないと感じた。柔らかいもの、楽しい情報、グルメものなど、いろいろな情報が盛り込まれているが、もう少しニュースの割合が増えると良いと思う。
  • 女性俳優の年齢と肌荒れ、育児中の女性俳優の映画出演などのエンタメ情報では、表現の一部に、古いジェンダー意識があるのではないかと思った。テレビの言葉や表現には影響力がある。視聴者に対して新しい価値観を広めるという役割を意識してほしい。
  • 番組の一部にCMと見間違えそうな部分があり、違和感があった。放送で取り上げることによって、結果的に企業や商品のPRになることはあるだろうが、番組とCMを峻別するのが、放送局のルールであると思う。

局側は

  • 番組をどのような構成にするか、放送直前まで検討している。ニュースの尺は長くしたが、重要な情報が入ってくると、別のニュースが短くなる。今回のコロナ関連の医師のインタビューは、そのようなケースとなった。
  • CMのメイキング映像は、撮影の舞台裏を見せることで女性俳優の素顔が見えるのではないなかと考えて取り上げた。興味や関心を持っている視聴者も多く、貴重なコンテンツとして放送した。
  • 雑誌と協力して制作しているコーナーもある。雑誌の表現と地上波放送の表現は、基準が異なる部分があるので、今後の課題としてとらえたい。

などと答えました。

(3)次回開催予定

開催日時:2021年2月9日(火)16時~