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名古屋テレビ 放送番組審議会だより
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回開催予定です。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
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- 今年度の放送番組審議会委員
<2021年11月分>
第629回 名古屋テレビ放送番組審議会
- 開催日
- 11月16日(火)
-
参加者
(敬称略) -
- 委員長:五藤義徳
- 副委員長:村田陽子
- 委員:神田真秋、長山智香子、伊藤久德、野々上いり子、奥田太郎、照屋エイジ
議事の概要
(1)業務報告
- 社長挨拶
(2)審議テーマ
- 『おぎやはぎのハピキャン ノリさんとキャンプしてみましたSP』(10月13日(水)19:00 ~19:54放送)
- その他
委員の主な意見です。
- レギュラー放送の番組では、女性のタレントも出ていたが、今回のSP番組では男性ばかりで、大人数のタレントが友だち同士の感覚の延長線上で楽しんでいるように見えた。ちょっと違和感があった。ジェンダーの問題について、もう少し意識して番組を制作すると良かった。
- 地上波の番組とWebサイトや、雑誌、YouTubeチャンネルなどの間で、コンテンツや情報が行ったり来たりする循環があって、興味深い試みだと思った。
地上波の深夜レギュラー番組のメインターゲットは男性だが、今回のゴールデン帯のSP番組では子どもや女性にも楽しめる内容にしたという。具体的にどういう部分を強調したのか。 - 前半はキャンプの良さが伝わってくる見やすい内容だったが、後半は出演者が内輪でキャンプしているような印象をもった。出演者がロケ現場を盛り上げようとする場所が、スタジオではなくてキャンプ場に変わったという印象をもった。
- 芸能界の人脈を活かして、舞台裏をうまく見せるという演出はなかなか巧みだと思って見ていたが、地上波の番組とコラボした動画配信の間で、どこまで演出して、どのように制作するかという点があいまいになって、後半では動画配信に侵食されているような印象を受けた。
- ドローンを操縦するシーンがあって、途中で落下して壊れてしまった。せっかく自然豊かなキャンプ場なのだから、ドローンを使うだけではなくて、もっとドローンを使った映像を見せるといった演出があると良かった。
- 地上波放送とWebサイト、動画配信をフル活用する取り組みはチャレンジ精神を感じた。番組を制作するなかで、企画段階、実際に収録できた映像、出来上がった番組で、思い通りにいったこと、いかなかったこと、両方あると思うので、そのあたりをお聞きしたい。
番組のなかでは、キャンプ用品の情報が紹介されていた。番組のなかでの情報の取り扱いの基準についてお伺いしたい。 - 屋外のサウナのなかに何人かの出演者が入っていて、ちょっと密になっているように感じた。出演者のなかには、マスクをしていない人、あごにマスクをひっかけている人もいた。これらを視聴者がどう受け止めたのか、気になった。
- 複合型のアウトドア情報発信メディアの取り組みは、まさにコンテンツビジネスのお手本で、それを番組で強くアピールしようという姿勢が感じられた。ローカル制作のゴールデン帯の番組なので、東海三県のエリア内のキャンプ場でロケをすると良かった。
局側は
- 初めて動画配信コンテンツの番組とコラボして地上波の番組を制作するという、チャレンジ企画だった。企画内容のなかには、実現できたものもあるが、うまくいかなかったところや反省しなければならないこともあった。
- レギュラー番組の出演者であるおぎやはぎの二人と、SP番組のゲスト出演者が交流するなかで、どのような化学反応を起こすのか、バラエティー番組として見せたかった。出演者のキャスティングは、出演者同士の話し合いの流れで決まってしまった面もあった。
- マスクをしていない出演者もいて、演出上、コントロールできなかったことは、強く反省している。
- 番組のなかで情報をどう取り扱うかという基準は、名古屋テレビ放送 放送基準で定めている。広告と誤解されないように演出を工夫するほか、具体的なマニュアルを作成し、社内で繰り返し勉強会を開催している。
などと答えました。
(3)次回開催予定
開催日時:2022年1月11日(火)16時~