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名古屋テレビ 放送番組審議会だより
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回開催予定です。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
- 今月の番審だより
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- 今年度の放送番組審議会委員
<2023年6月分>
第645回 名古屋テレビ放送番組審議会
- 開催日
- 2023年6月13日(火)
-
参加者
(敬称略) -
- 委員長:五藤義徳
- 副委員長:村田陽子
- 委員:神田真秋、照屋エイジ、小松史生子、南田あゆみ、早川直樹、原田正樹
議事の概要
(1)業務報告
- 社長挨拶
(2)審議テーマ
- 『ドデスカ!』(毎週月曜~金曜 朝6:00~8:00)
- その他
委員の主な意見です。
- 「ドデスカ!」は地元密着である、という番組の特徴が、視聴者の中でも定着している。高校生や大学生がリポートをするコーナーは単に若者の視点での発信というだけでなく、同世代の若者が地元に関心を持ってくれるような情報文化の発信になるとよいと思う。
- 「地元のすべてに、会いに行く。」というキャッチフレーズの通り、積極的に地元の取材に出ていると感じる。多くの地元の人が番組に出演しているのも親近感があってよいし、番組ファンも増えるのではないか。
- 全国ネットの番組と比較するといろいろな制約があると思うが、多様な地域の情報が詰まっていて、見ていて安心感がある。スタジオはおとなしい印象で、出演者やスタッフ含めてもっと和気あいあいとした雰囲気があると、より朝の活気を感じ取れるのではないか。
- G7広島サミット開催に際し、名古屋駅ではごみ箱やロッカーが使えなくなったというニュースは地元目線でよかった。しかし反面、G7に誰が来て、何が議題となっているかなどの本質が置き去りになっていた。そうした部分まで扱うと番組の価値が高まるのではないか。
- 天気情報は視聴者によって見るタイミングが異なるので繰り返し放送されているが、雨雲レーダーや天気図、洗濯情報など工夫が凝らされていてわかりやすく、細やかな配慮が感じられる。社屋前からの天気中継は、背景が窮屈な感じがするので何か改善できるとよい。
- これから見頃を迎える愛知県豊根村の芝桜の中継は、週末のお出かけの参考になるのでタイミングがよかった。スポーツや芸能のコーナーでは、東海地方出身の人には名前と併せて出身地のテロップ表示がされるのは小さな工夫だがよい試みだ。
- 豊根村の芝桜の中継は臨場感があって朝の番組にふさわしく、村が過疎の問題を抱えながらがんばっている点にも感銘を受けた。欲をいえば、芝桜をここまでの景観に育てた苦労や、芝桜の育て方や全国分布などの情報もあると、視聴者の関心を一層引けたのではないか。
- 在名のテレビ局のなかで唯一、朝の情報番組をずっと自社制作にこだわって放送しているところは素晴らしい。取り上げているニュースには地元で報道する意味合いが感じられ、スポーツでは地元出身の選手を厚く取材していて、地元ならではの番組となっている。
局側は
- ローカル制作ならではの独自性を追うあまり、今回指摘されたG7の扱い方のように地元に落とし込みすぎて本質を見失うことがあるので、そのバランス感覚は日々磨いていきたい。
- 大雨や災害が発生したような際にも、最初にチャンネルを合わせてもらえるよう、日頃から天気情報には特に力を入れ、工夫を重ねている。天気情報を評価されたことは励みとなった。
- 「テレビ離れ」といわれるなかだが、いろいろなコーナーを通じてこちらから視聴者の元に出向き、皆さんと触れ合うことで番組のファンを増やしていきたいと思っている。日々、試行錯誤を続けているが、5年後、10年後も視聴者に愛される番組を目指している。
などと答えました。
(3)次回開催予定
開催日時:2023年7月11日(火)16時~