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名古屋テレビ 放送番組審議会だより

このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回開催予定です。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。

<2024年2月分>

第651回 名古屋テレビ放送番組審議会

開催日
2024年2月13日(火)
参加者
(敬称略)
  • 委員長:五藤義徳
  • 副委員長:村田陽子
  • 委員:神田真秋、小松史生子、南田あゆみ、早川直樹、原田正樹、小出麻緒

議事の概要

(1)業務報告

  • 社長挨拶

(2)審議テーマ

  • 『ドデスカ!+スペシャル うましゅん日和~お伊勢さんチャリンコ旅~』(2023年12月30日(土)16時30分~17時30分放送)
  • その他

委員の主な意見です。

  • 濱田アナと山田予報士のやりとりには好感が持て、知名度の高いゲストが三人登場したことで、幅広い年齢層が興味深く最後まで見たいと思える番組だった。濱田アナが久本さんにMCの極意を質問する場面は、番組づくりに真摯に向き合っている様子が伺えてよかった。
  • ゲストの久本さんは会話が面白いのはもちろんだが、出会った人々や品々の魅力を上手く引き出していたことで番組が深められていた。年末の放送で旅先を伊勢に選んだのはタイミングとしてよかった。
  • メインの二人が場面ごとに残り時間や次に向かう場所の指令をスタッフから受けていたので、受け身な旅の印象となった。二人で時間を管理し、地図を見て道筋を決めていくというような演出の方がよかったのではないか。
  • 濱田アナと山田予報士の人柄が伝わる番組だった。普段「ドデスカ!+」を見ている視聴者にとっては、すんなりと設定に入り込める番組で、「ドデスカ!+」コメンテーターの近藤千尋さんとジャングルポケット・太田博久さん夫妻の登場も自然だったと思う。
  • 「ドデスカ!+」から派生した特別番組なので、「ドデスカ!+」としてのメッセージ性がもう少しほしかった。番組の最後も一般的な旅番組のようなナレーションで終わるのではなく、二人が担当している番組コーナー「うましゅんランチ」「旬咲く日和」の今後につながるコメントが入るとよかったと思う。
  • 自転車旅の魅力は町の隅々まで自在に動くことができ、そこで人や物とのさまざまな出会いが生まれることだが、タイトなスケジュールで時間に追われた結果、偶然の出会い、ふれあいといったものがほとんどなかったことが残念。河崎エリアでは、江戸時代から残る歴史ある町並みをもう少ししっかり見せてほしかった。
  • 伊勢神宮内宮の参拝から始まって、日没までに夫婦岩にたどり着かなければならないという課題設定の理由が不明で、番組冒頭にナレーションなどでの説明がほしかった。メインの二人がスタッフに振り回されるという企画だったが、見ている視聴者側も振り回されてしまった。
  • 山田予報士による天気情報なども盛り込むと、年末年始のお出かけに一層役立つ番組になったと思う。そうすれば、山田予報士を知らない視聴者には、旅番組やグルメ番組もこなせる気象予報士として知ってもらえるよい機会となったのではないか。

局側は

  • 濱田アナと山田予報士の親しみやすいキャラクターを知ってもらいたく、二人の掛け合いを活かせる自転車旅を演出の軸とした。放送日が年末だったことから伊勢地方を旅先に選んだ。
  • 久本雅美さんについては、東海地方で一定の人気がある濱田アナ、山田予報士の二人と全国区のベテランタレントの化学反応に期待してキャスティングした。
  • 1時間番組の中に、2組のゲストや旅の移動シーン、銭湯での語り合いなど、いろいろな要素を詰め込み過ぎた結果、自転車ならではの旅の良さに欠けてしまった。旅番組にはゆったり感が求められていると思うので、そうした点を踏まえて次に挑みたい。

などと答えました。

(3)次回開催予定

開催日時:2024年3月12日(火)16時~