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名古屋テレビ 放送番組審議会だより

このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回開催予定です。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。

<2024年3月分>

第652回 名古屋テレビ放送番組審議会

開催日
2024年3月12日(火)
参加者
(敬称略)
  • 委員長:五藤義徳
  • 副委員長:村田陽子
  • 委員:神田真秋、小松史生子、南田あゆみ、早川直樹、原田正樹、小出麻緒

議事の概要

(1)業務報告

  • 社長挨拶
  • 4月改編報告

(2)審議テーマ

  • 『スターの地元を笑いで深掘り!ふるさと漫才2024』(2月18日(日)13時55分~15時20分放送)
  • その他

委員の主な意見です。

  • 時間をかけて非常に丁寧に取材をしていることがわかった。あまり知られていない、瀬戸市の小学校の陶芸部を全国に向け発信していたこともよかった。
  • 大谷選手、藤井八冠の2大スターの地元を舞台にしたことで、地元の話題に加えスターのネタも楽しめてよかった。ミルクボーイが外からの視点で瀬戸市の話題を面白がったり、驚いたりしている様子から、私たち地元民だけでなく、県外の人から見ても面白い話題なのだと再認識できた。
  • 最後の漫才から見始めたような人にも番組内容がわかるような工夫がほしかった。例えば漫才ネタが進むなかでもロケの画を見せたり、終わった後で振り返りの時間を設けたりというようなこともあるとよかったのではないか。
  • 有名人の2人にちなんだ部分と、それぞれのふるさとの町自体の特色がうまいバランスで扱われていた。登場する町の人もユニークな人ばかりで、人に着目し、人に語ってもらうというメ~テレらしい番組になっていた。
  • 地元の深掘りロケが笑いとともになされていたので、漫才はなくても番組が成立するように思えた。漫才をするのであれば、ネタにされた地域の人に対して漫才を披露した方が、地元を愛する人たちの表情が見られてよかったのではないか。
  • ミルクボーイとスリムクラブは地元の人の話を上手に引き出し、披露した漫才も面白く、この2組の起用は正解だったと思う。2つの町のロケが交互にある番組構成については、町が入れ替わり、テーマも次々と変わっていくので、展開についていけないところがあった。
  • 「スターの地元」という設定は、取り上げる地域を選んだ理由としては収まりがよいが、視聴者の関心がスターの方に引きずられてしまったのではないか。結果的に、新しい切り口のふるさと漫才という企画の本来の良さが削られたように感じた。
  • 大谷選手、藤井八冠という不世出の天才二人の生まれ育った土地や環境を知りたくなるのは当然で、それをドキュメンタリーではなく、地元の面白いネタを探し笑い飛ばそうというのは驚くべき企画。目線が地域に向けられていて、ローカル局が制作する番組に相応しい内容だった。

局側は

  • 番組を2大スターに関連づけることで、全国で興味を持って視聴してもらえないかと考えた。ただし、大谷選手あるいは藤井八冠の「あるある」を漫才とするのではなく、あくまで、ふるさと自体の魅力を笑いで深掘りし、それを知っていただくことを番組の肝としていた。
  • 奥州市については、岩手県にある系列局に依頼して、番組のネタ探しに協力してもらった。取材したものの中から強いネタをピックアップしたので、必ずしも瀬戸市と奥州市のネタが交互にきれいに対となる構成とはならなかった。
  • 視聴者の出入りが激しい日曜午後の放送にあって、特に漫才部分から見始めた人にとっては、漫才の出来以前に、何をしている番組なのかがつかみにくいという欠点があったと思う。

などと答えました。

(3)次回開催予定

開催日時:2024年4月9日(火)16時~