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名古屋テレビ 放送番組審議会だより

このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回開催予定です。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。

<2025年2月分>

第661回 名古屋テレビ放送番組審議会

開催日
2025年2月18日(火)
参加者
(敬称略)
  • 委員長:五藤義徳
  • 副委員長:村田陽子
  • 委員:神田真秋、早川直樹、原田正樹、小出麻緒、林 秀弥、浦上愛子

議事の概要

(1)業務報告

  • 社長挨拶

(2)審議テーマ

  • 『夢の1DAYパス~初夢叶えますSP~』
  • その他

委員の主な意見です。

  • 給食調理の体験は食育につながる内容だった。仕事を体験できるテーマパークのキッザニアの実写版のようで、子どもにいろいろな体験をしてもらいたい親としてはとてもよい番組だと感じた。
  • MC の天野ひろゆきさん含め、スタジオ出演者それぞれがよいコメントをしていた。ただ女性ゲスト3人は似た雰囲気だったため、3人も出演させる必要性があったのかは疑問。
  • 企業のインターンシップと共通するものがあるように感じた。今後番組を継続する場合は、若者が自身の進路を選ぶ助けになるような企画にまで発展すると面白い番組になるのではないかと思った。
  • 子どもたちの夢を叶える過程で、視聴者も子どもと同じ目線で知らない世界を覗き楽しめる番組だった。仕事に携わるスペシャリストからは自らの仕事に誇りを持ち、心からその仕事を愛している気持ちが伝わってきた。
  • 給食のおばちゃん体験はまさに子どもたちに見てほしい内容だった。ただ「給食のおばちゃん」という呼称は一般的には親しみをこめた呼び方であると感じながらも、昨今のジェンダーやアンコンシャスバイアスに対する意識の高まりを鑑みると、気になる人もいるのではないかと感じた。
  • 正月に家族で見て、子どもは将来の夢を語り、大人は仕事の面白さを話すような機会を生じさせる時宜を得た番組だった。給食調理を取り上げたことも、親子の職業についての会話を促進させる潤滑油になったと思う。
  • 出演者によるクイズのやりとりはどこまで必要だったのか疑問だ。球団の施設担当が懸命に取り組むマウンド整備に関するクイズで、「鏡で笑顔をチェックする」「血糖値をチェックする」といったギャグには不快感をもった。視聴者を飽きさせない演出かもしれないがVTRだけでも十分に見応えがあった。
  • レギュラー番組の際も含め、障がいのある子どもが職業体験する回はなかったと思う。以前に比べ障がいをもった子どもの職業選択の多様性は拡大しているので、障がい者も働きやすい遠隔勤務やIT技術などを活用した職業に光を当ててもよいのではないか。

局側は

  • 子どもたちの夢を叶えるのと同時に、職業の裏側やスペシャリストのすごさを伝えたいと考えていた。夢をもつ子どもと取材に応じてもらえる企業のマッチングが、番組づくりで苦労したところだった。
  • 「給食のおばちゃん」の呼称については制作側でも議論していた。出演者が親しみをこめて使っている表現を尊重しつつ、局側がつけたナレーションでは「給食調理員」と表現した。給食センターの皆さんにも趣旨を説明しご了解をいただいている。
  • 正月らしくスタジオを少し贅沢にしたいと考え、3人のアイドルをゲストに迎えた。彼女たちには視聴者と同じ感覚で思ったことを話してもらえるだろうと考えてのキャスティングだった。

などと答えました。

(3)次回開催予定

開催日時:2025年3月11日(火)16時~