三笠宮妃百合子さま 最後のお別れ「斂葬の儀」 皇族が眠る「豊島岡墓地」とは?

2024年11月26日 19:21
 三笠宮妃百合子さまの本葬にあたるが「斂葬(れんそう)の儀」が営まれました。皇族が眠る豊島岡墓地とは一体どんな場所なのでしょうか。 ■百合子さま最後のお別れ「斂葬の儀」  喪服姿の愛子さま。皇室最高齢の101歳、三笠宮妃百合子さまと最後のお別れです。  26日午前9時すぎ、ご遺体を乗せた車は赤坂御用地にある三笠宮邸を出発。葬儀が行われる東京・文京区の豊島岡墓地へ向かいました。  車は約30分かけて豊島岡墓地に到着しました。  喪主を務められたのは百合子さまの孫の彬子さまです。  後列には愛子さま、秋篠宮家の次女・佳子さま。今年、成年皇族となった悠仁さまも参列されました。  両陛下や上皇ご夫妻は汚れを避ける皇室のしきたりから参列されません。  皇族方が次々と百合子さまの棺(ひつぎ)に拝礼し、最後の別れを惜しまれました。  彬子さまがハンカチで目を拭まれる場面も。  参列者は481人。石破総理大臣や麻生自民党最高顧問らも参列しましたが、麻生自民党最高顧問の妹で百合子さまの長男・寛仁さまの妻・信子さまは参列されませんでした。 ■皇族が眠る「豊島岡墓地」とは?  文京区にある8万平方メートルの敷地にある墓地。皇族が眠る豊島岡墓地は、どんな場所なのでしょうか。  1951年、新宿伊勢丹の前を走る馬車。大正天皇の妻・貞明皇后の葬儀は豊島岡墓地で行われ、沿道を埋め尽くすほど大勢の人が見送りに訪れました。  葬儀の後、ご遺体は東京・八王子市の武蔵陵墓地に葬られました。大正天皇以降の天皇皇后の御陵はその武蔵陵墓地にあり、上円下方墳です。  一方、皇族の墓地として整備された豊島岡墓地は60以上の墓があります。  2016年に亡くなられた百合子さまの夫・三笠宮さまのお墓もここにあります。今回、百合子さまは三笠宮さまと同じ墓に合葬されるということです。  隣には先立たれた長男の寛仁親王や桂宮さまや高円宮さまが眠られます。  喪主の彬子さまは火葬を終え、墓地へ戻られました。午後から「埋葬の儀」が始まっています。

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