【速報】寝たきりの92歳母の首絞め殺害 61歳息子に懲役4年の有罪判決 東京地裁

2025年01月09日 21:30
 寝たきりだった92歳の母親の首を絞めて殺害した罪に問われている61歳の男に対し、東京地裁は懲役4年の有罪判決を言い渡しました。  前原英邦被告は2022年、東京・葛飾区の自宅で母親の房子さんの首をひもで絞めて殺害した罪に問われています。  これまでの裁判で検察側は「経済的困窮から無理心中を図ろうとした」などと指摘し、前原被告に懲役8年を求刑していました。  一方、弁護側は「母親から殺害を依頼されたと被告は信じていた」として、執行猶予付きの判決を求めていました。  今月9日の判決で、東京地裁は「母親の認知症の状況から『殺して』などと難しい言葉を発したとは考えられない」「自らが招いた経済的破綻に伴い母親を道連れにするという決断は自己本位」などと指摘しました。  一方、「母に対する愛情ゆえの犯行とみられる面もある」として、前原被告に対して懲役4年の有罪判決を言い渡しました。

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