東京女子医科大学の新校舎の建築工事を巡る元理事長による背任事件で、逮捕された元理事長が別の建築工事でもおよそ5000万円を受け取っていたとみて警視庁が捜査していることが分かりました。 　東京女子医科大学の元理事長・岩本絹子容疑者（78）は、新校舎の建築工事を巡りおよそ1億2000万円を建築士に対し不正に支出したとして15日に送検されました。 　その後の捜査関係者への取材で、岩本容疑者に不正支出した金のうち3700万円ほどが渡り、さらに別の建築工事でもおよそ5000万円が渡っていたとみて捜査していることが分かりました。 　警視庁はブランド品の購入などにあてていた可能性があるとみて調べています。