能登半島の地震活動「経験のない現象」強い揺れに注意を 地震調査委員長見解

2025年01月16日 00:12
 能登半島地震から1年を迎えましたが、政府の地震調査委員会の委員長は、これまでの地震活動は「経験したことのない現象」として、引き続き強い揺れへの注意を呼び掛ける見解を発表しました。  能登半島周辺では2020年から地震活動が活発になり、2023年5月にマグニチュード6.5の地震が発生し、2024年1月1日にはマグニチュード7.6の大規模地震が発生しました。  その後、地震活動は減少しましたが、2024年6月と11月にマグニチュード6クラスの地震が発生するなど、規模の大きな地震が続いています。  地震調査委員会の平田委員長は、こうした地震活動について「日本ではこれまで観測されたことがない」「経験したことのない現象に直面しているため、今後を見通すのは難しい状況だ」との認識を示しました。  そのうえで、能登半島周辺には海域活断層が数多く存在するため、規模の大きな地震が今後も発生する可能性があることから、当分は強い揺れに注意が必要だと呼び掛けました。

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