名神高速・関ヶ原IC付近で立ち往生続く 運転手「かれこれ6時間、しんどい」…岐阜県は災害対策本部設置

2024年1月24日 19:21
名神高速では、関ヶ原IC付近で大規模な車の立ち往生が続いています。岐阜県は災害対策本部を設置し、NEXCO中日本と一緒に除雪作業や食料の配布を行うとしています。
 岐阜県では、名神高速道路の一部が通行止めとなり、付近を走る一般道でも車の立ち往生が発生しています。

「岐阜羽島ICから通行止めになって、高速を下ろされた。もうしょうがない大型なのでUターンできないし、動くのを待つしかない」(ドライバー)

 短時間に降った雪の量が観測史上1位となったのは、関ケ原町です。

 岐阜地方気象台によりますと、関ケ原町では、未明から雪が降り始め、午後5時現在で58センチの積雪を観測しています。
 

立ち往生(岐阜県系高速隊によると)

なぜ立ち往生が起きたのか
 そして、通行止めとなった、名神高速では大規模な立ち往生が発生。

 日本道路交通情報センターによりますと、現在、名神高速の岐阜羽島ICと滋賀県の栗東湖南ICとの間が通行止めになっています。

 岐阜県警によりますと、車の立ち往生は下りが、関ヶ原IC付近を先頭に約5キロ上りが、関ヶ原IC付近を先頭に約6キロの区間で確認されています。

 なぜ、立ち往生は起きたのでしょうか。

岐阜県警によりますと、下りについては、トレーラーが雪の上でタイヤが空転する「スタック」が、きっかけとなった可能性があるそうです。

上りについては、高速道路から一般道に下りようとした車が一般道の通行止めを受けて、高速道路上に留まった結果、そこに雪が降り続いて動けなくなった可能性があるということです。
 

立ち往生しているトラックの運転手が撮った写真

「かれこれ6時間。正直しんどい」
Q.どれぐらい渋滞にはまっている?
「かれこれ、6時間ぐらい。正直しんどいなっていうのもあるし、いつ動きだすのかなって」(立ち往生しているトラック運転手)

 立ち往生しているというトラックの運転手に電話で話を聞くと、午前10時前から、渋滞に巻き込まれ、午後5時の時点で、関ヶ原インターの、1キロほど手前だといいます。

「もともとサービスエリアに停まっていたのですが、次の日の配送があるので移動してほしいと言われたので仕方なくSAを出ることになって、少し出たら止まってしまった。これ、ちょっと進まなくなるのかなって…」(トラック運転手)
 

ネクスコ中日本からカロリーメイトや携帯トイレが配布

立ち往生、解消の見込みは…
 電話での取材中、ネクスコ中日本から、物資の配布がーー

「今カロリーメイトと、携帯トイレが配布されましたね」(トラック運転手)

Q.なんとか持ちそう?
「自分が買いだめしていた分もあるので」(トラック運転手)

 ネクスコ中日本の担当者は、解消の見込みが立っていないと話していたといいます。

「2キロ先ぐらいのほうで、車両故障があってそれをどけてからの除雪になるので今のところ今頑張っているところでって、どれぐらいで再開できるかわからない」(トラック運転手)

Q.今日中には?
「それもわからないみたいな感じでしたね」(トラック運転手)

 岐阜県は、ネクスコ中日本からの支援要請を受け、災害対策本部を設置。除雪作業を行うとともに、立ち往生している車のドライバーたちに食料などの配布などを行うとしています。

(1月24日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)
 

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