能登半島地震で被害を受けた地域を支援する「北陸応援割」。3月8日から始まった福井・富山・新潟の3県に続いて12日、石川でも予約が始まりました。

「多くの方に利用していただいて『石川元気だよ』ということを全国的に発信をしていって、能登の支援につなげていきたい」（旅行代理店）

　石川県で始まった「いしかわ応援旅行割」。1人当たり1泊2万円を上限に、宿泊費が割り引きされます。

　2泊以上する場合は3万円、さらに応援割の対象となる他の県と併せて宿泊する場合は3万5000円と、割り引きの上限が引き上げられます。

　12日から予約の受け付けが始まり、金沢市の旅行代理店では早くも対応に追われました。

金沢市内のホテルでも──

　「石川県金沢市内のホテルです。12日から石川県でも北陸応援割の予約受付がスタートしましたが、電話が鳴りやまない状況が続いています」（皆谷こころ記者）

　能登半島地震の観光客への影響を調べたデータでは、今年1月の休日に金沢市を訪れた観光客の数は、前年に比べて32.1％減少しています。

　取材したホテルでもキャンセルが相次ぎ、宿泊予約が少なかったといいます。
　
　しかし12日の午前中には、応援割期間中の土日祝日分の予約が、ほぼ満室になりました。

応援割に期待を寄せるホテルの担当者は──
　
　「11日からたくさんの電話をもらっている。期待される人が多いのか11日の晩からホテルのHPはずっとつながりづらい状況だった。1月2月で受けた観光地としてのダメージを少しでも回復させたいという思いはあるが、観光地として助成のある期間だけではなくて、この先長いスパンでの回復が必要になってくる」(金沢 彩の庭ホテル 菊田正治マネージャー）

　金沢に観光客が戻ることだけでなく、被災地の復興にもつなげていければと話します。

　「能登が復興することはすごく大事で、お土産売り場が3月1日からオープンした。能登のお土産をたくさん取りそろえています。同じ石川県内にあるところなので、まず金沢がしっかり能登を支えて、復興した時には一緒に観光地として盛り上げていけるような存在でありたい」(金沢 彩の庭ホテル 菊田正治マネージャー）

　キャンペーンは3月16日から4月26日までの予定です。

（3月12日15：40～放送 メ～テレ『ドデスカ！＋』より）