王位戦の対局とともに注目なのが「勝負おやつ」。こちらでも“熱き戦い”が繰り広げられてきました。ドデスカ！とドデスカプラスは、それぞれ2品のお菓子に注目。「勝負おやつ」にかけた思いを、取材しました！

　名古屋市南区、住宅街の細い路地を通り抜けた先に、ひっそりとたたずむ、和菓子店「一朶」。

　店に並ぶのは、定番のおはぎや草餅に、フルーツたっぷりのあんみつ。

　知る人ぞ知る名店が、1日1000個出るという看板商品「季節のフルーツ餅」で“勝負おやつ”の戦いに挑みます！

　「この時期、一番おいしいフルーツの桃とメロンで勝負しました！羽二重餅を使っていて、ふわふわっとした食感の中から、じゅわっとした果肉を楽しんでいただく。藤井七冠と渡辺九段に食べていただきたいです」(一朶 店長　伊藤ひとみさん)

　店主である伊藤ひとみさんのアイデアを形にするのは、夫で和菓子職人の、誠敏さん。

　産地や時期を見極め、本当においしいフルーツしか使わない、こだわりぶり。

　果汁あふれるフルーツを、白あんとともに包むのは羽二重餅。

　「羽二重餅は上生菓子として、お茶席のお菓子に使われていた生地。ふわっとした食感が、フルーツとマッチングするんじゃないか」(一朶 和菓子職人　伊藤誠敏さん)

　一朶の和菓子は、ファンも多く――

　Q.きょうは何を買われたんですか
　「本わらび餅とか、桃餅。すごくおいしいです。藤井七冠に食べてほしいですね」(お客さん)

　そして、この週末に決戦の時を迎えるにあたり、いまの心境を聞いてきました。

　「ハラハラしながら、ドキドキしながら連絡を待っています」(伊藤誠敏さん)

　Q.準備は大丈夫ですか
　「日頃から出しているお菓子なので。基本的なことですけど、おいしい物を作る。おいしい物を届けたいなと思っています」(伊藤誠敏さん)

　そして、朝のドデスカ！が注目するのは、名古屋市中村区の洋菓子店「ステラプリンス」の「くま棋士」。

　特製チョコムースの中に、名古屋コーチンのクレームブリュレ。

　クマがちょこんと「将棋の駒」を抱えたシルエットは、「ぴよりん」好きの藤井七冠にも刺さるはず！？

　「くまと目が合ったら、選んでくれると思うので。目が合うことを願います」(パティシエ　鈴木里織さん)