「物価高でも…ウナギが食べたい！」猛暑を乗り切るスタミナをつけようと、ウナギを扱う店は大にぎわい。

　夏のスタミナ食材、「ウナギ」。

　やってきたのは、ウナギ料理の名店「うな富士 名駅店」。

　24日は「土用の丑の日」、人気店は行列必至です！

　「新幹線の中で腹ぺこで、早く食べたいと言っていた」(兵庫県から)

　「早く食べたい」(広島県から)

　「うな富士」では、“幻のウナギ”と呼ばれる「青ウナギ」を使用しています。

　大きくて肉厚な「青ウナギ」を超高温の炭火で、焼き上げていきます。

　職人さんも熱中症に気を付けながら、どんどん焼いていきます。

　表面がパリっとしたら、タレにくぐらせて出来上がったのが、「うな富士」の名物、「肝入り上ひつまぶし」です。

　青ウナギが1匹丸々のっていて、外はパリパリ、中はフワフワの、絶品の一品です。

　ウナギを食べて、今年のあつ～い夏を乗り切ります。

　「おいしい、夏のウナギは本当に」(お客さん)

　Ｑ.ランチにウナギを選んだ理由は
　「土用の丑だから」(お客さん)
　「元気がいっぱい出る」(お客さん)

　物価高や稚魚の「シラスウナギ」の不漁などで、ウナギの価格高騰が続いていますが――

　「今年は値上げせずに、お客さんに楽しんでもらっている。『おいしかった』『ここに来てよかった』と言っていただけると、本当にありがたい」(うな富士　田中喬也さん)

　一方、こちらは――

　「今年も本当においしい。いい出来」(愛知県　大村秀章知事)

　愛知県の生産者団体が、大村知事に今シーズンのウナギの出来栄えなどを紹介しました。

　愛知県はウナギの養殖が盛んで、去年の生産量は鹿児島県に次いで、全国2位でした。

　ただ、シラスウナギの不漁などで、愛知県産のウナギの生産量は年々、減少傾向にあります。

　「養殖業者のみなさんが、これからも安心して生産に取り組まれて、愛知のウナギを安定的に供給してもらえるように、ウナギ養殖の振興に、しっかり取り組んでいくので、何とぞよろしくお願いします」(大村知事)

　最後に、大村知事が生きたウナギをつかんで、愛知県産のウナギの生きの良さをPRしていました。

　「ウナギの売り上げが高いと聞いたが、思った以上に人がいっぱいでびっくり」(買い物客)

　飛ぶように売れていくウナギ、ウナギ、ウナギ。

　全国に131店舗を展開するスーパーマーケットアピタ・ピアゴで、「土用の丑の日」のウナギの売り上げ1位の店が愛知県に。

　今回用意したウナギの数は――

　「“土用の丑の日”向けに、アピタ・ピアゴで5万3000匹用意していて、ピアゴ尾西店では、3000匹用意している」(ユニー営業統括本部　河合祥平さん)

　全国1位のピアゴ尾西店、人気のワケは。

　アピタ・ピアゴでは全国の約70店舗で「土用の丑の日」にあわせ、「焼き小屋」を設置していて、尾西店はその中で唯一、店の前に常設されています。

　なので――

　「やっぱ焼きたておいしい。外はパリパリ、中はふわっとして、タレもおいしい」(買い物客)

　ついつい、匂いにひかれるお客さんも。

　さらに――

　「この地区の人たちは、強めに焼くのが好みなので、外はパリパリ、中はふっくらを心がけて焼いています。カリッと感は、ちょっと強めに出して焼いています」(ピアゴ尾西店 鮮魚担当　浅利直喜さん)

　焼き加減が絶妙なのだそうで、実際お客さんも――

　「パリパリが好きなので、本当においしい。ちょうど、こういう日じゃないと、なかなか買えないので。きょうは奮発しました」(買い物客)

　主力商品の価格は、1匹3219円とやはり贅沢なお値段です。

　Ｑ.土用の丑の日だからこそ、買ってほしい気持ちはある
　「あります。せっかくなんで、3000円ぐらいする高い商品なので、1年に1回は食べてほしい」(浅利さん)