パリ五輪、東海地方の注目選手 初出場のメダリスト候補 斉藤史弥は今夜登場

2024年7月25日 17:57
これまでパリを目指す東海地方のアスリートを数多く取材してきました。そこで今回はスタジオに生出演してくれた選手たちの思いを振り返ります。

羽根田卓也 選手(左) 西本拳太 選手(中)斉藤史弥 選手(右)

 5大会連続のオリンピック出場となる、愛知県豊田市出身のカヌー羽根田卓也 選手。本番を3カ月後に控えた今年4月に生出演してくれました。

 Q:5大会連続の五輪出場について今の思いは?
 「正直、自分もこれほど回数を重ねると思ってはいなかったけど、1つ1つのオリンピックと向き合う中で、これだけの回数を重ねられたってことはすごいことだと思うし、でも5大会出場におごることなくチャレンジャーの気持ちで臨んでいきたい」(羽根田卓也 選手)

 Q:ベテランでもチャレンジャー?
 「チャレンジする方が、気持ちが楽というか。スポーツはチャレンジの気持ちがポジティブな結果につながるので、今回のパリ五輪も楽しみたい」(羽根田選手)

 この時すでにパリの本番コースを経験していた羽根田選手。相性の良さを感じていました。

 「ホームコースとしている東京のコースとすごく流れの感じが似ていて、初めて漕いだとは思えないぐらい自分の親しい水の流れがアドバンテージになると思います」(羽根田選手)
 

羽根田卓也 選手

カヌー界のレジェンドが挑む「パリ五輪」
 8年前のリオオリンピックでは、アジア人初のメダルを獲得したカヌー界のレジェンド。

 一方、前回の東京オリンピックでは涙をのみました。

 「引退」もよぎる中、現役を続けてきた37歳。パリへは支えてくれる人たちに後押しされながら挑みます。

 「東京オリンピックまでは自分主体の自分のオリンピック・メダルって認識でやっていたところが正直あったけど、今回は僕に対する応援の輪がこれだけ広がる中でさらにチャレンジをすることに価値を感じたので、応援する人たちの顔を思い浮かべながらパリオリンピックに挑戦していきたい」(羽根田選手)
 

西本拳太 選手

「雑草魂」で夢舞台を勝ち取った29歳
 「自分の夢でもあり今では目標、そして現実となったオリンピックっていうところを絶対に勝ち取りたいっていう強い気持ちがあったからここまで続けられたかなと思っています」(バドミントン 西本拳太 選手)

 初のオリンピック代表内定からわずか2日後の5月。スタジオに来てくれた、三重県伊勢市出身バドミントンの西本拳太選手。

 リオ・東京と2度の落選を経験しながらも、持ち前の「雑草魂」で夢舞台を勝ち取った29歳です。

 Q:29歳はバドミントン界ではベテラン?
 「自分と同じ学年の選手も引退することも多くなって、自分自身もそういう年代かなと思うところもあるんですけど、僕自身これからが全盛期なので、ここからが本番だなという気持ちですしやっとスタートラインに立てたかなと思っています」(西本選手)
 

西本拳太 選手

バドミントン界遅咲きのスターが五輪の舞台へ
 世界最速の球技とも呼ばれるバドミントン。愛知県刈谷市にある西本選手の練習拠点にお邪魔して、その速さを体感させてもらいました。

 Q:だいたい何キロぐらい出ている?
 「世界で一番速い人で時速500キロ近くですね」(西本選手)

 Q:どう返しているんですか?
 「みんな最後までシャトルを見ているかっていうと、感覚というかある程度子どものころからしみついていたことではあると思うので…」(西本選手)

 バドミントン界遅咲きのニュースターがついにオリンピックの舞台へ。特技の書道で「金」と意気込みをしたためました。
 

斉藤史弥選手

パリ五輪内定第1号 アーチェリー・斉藤史弥
 この地方のパリオリンピック内定第1号。岐阜県羽島市出身・アーチェリーの斉藤史弥選手。

 去年の世界選手権、団体銅メダリストは3月に人生初のテレビ生出演。スタジオに道具を持ってきて来てくれました。

 1番点数が高い10点となるのが直径12センチ。CD・DVDと同じぐらいのサイズで70メートル先に。

 Q:斉藤選手はどれぐらい見えているんですか?
 「僕は色しかわからないですね。黄色・赤・青・黒ぐらいしかわからなくて、この感じはここらへんだろうなって感覚でやっていますね」(斉藤史弥 選手)

 貴重な弓も、特別に持たせてもらいました。斉藤選手の弓は、引くのに20kgぐらいの力が必要だそうです。
 

斉藤史弥選手

「どんな状況でも動じない」秘訣は――
 普段は超マイペースですが、ひとたび的の前に立てば、どんな状況でも動じないと言います。その秘訣は――

 「事前に準備をする。いろんな想定をして、いつどんな時に何が起きても良いように練習からやれば試合でそういう場面に陥った時でもすぐ対処できる。準備することで自分に自信が持てますね」(斉藤選手)

 Q:生出演は緊張していないですか?
 「ほぼほぼしていないです」(斉藤選手)

 去年8月に内定して約1年の準備を経て挑むパリオリンピック。いよいよ、アーチェリーは25日夜から始まります。

 「目指すところは金メダル。残りの日数、練習を大切にして頑張りたいと思います」(斉藤選手)

(2024年7月25日放送 メ~テレ「ドデスカ+」じもスポ!コーナーより)
 

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