岐阜の“リニア水位低下” JR東海が湧水対策の見直し検討 作業の参考とするトンネルで土砂流入が発生

2024年8月17日 22:17
 リニア中央新幹線の工事で、岐阜県瑞浪市の井戸などの水位が低下した問題で、JR東海は、トンネルの湧水を低減させる対策の作業計画を再検討すると明らかにしました。

JR東海本社

 岐阜県瑞浪市では、リニア中央新幹線のトンネル掘削工事を行う周辺地域において、井戸など複数の地点で、水位の低下が確認されています。

JR東海は、トンネルに湧き出た水を低減させるため、工事を中断し、薬液注入などの作業を行っています。

しかし、この作業の参考事例としていた鹿児島県の北薩トンネルで、7月末に路面の隆起や土砂の流入などが発生しました。

JR東海は、同じような事象がリニア工事現場で起きないよう、現在の薬液注入の作業計画を見直す可能性も含めて検討するということです。

なお、2034年以降とされる開業時期に、影響はないとしています。
 

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