猛烈な暑さとなった東海地方 岐阜・大垣市では「50-50」の記録が誕生

2024年9月20日 16:56
20日も各地で猛烈な暑さとなった東海地方。岐阜県大垣市では、「50-50」の記録が生まれました。
 “水の都”として知られる、岐阜県大垣市。

 20日の大垣市は、午前中から気温がぐんぐん上昇。

 正午前には35℃を超え、最も遅い「猛暑日」の記録をまた更新しました。
 

暑さの記録で「50-50」達成

大垣市でも「50-50」達成?
 そして20日、大垣市である記録が生まれました。それは――

 「50-50」です。

 50-50はドジャースの大谷選手が達成した、50本塁打と50盗塁という、前代未聞の記録のことですが、大垣市の「50-50」とは、実は暑さの記録のこと!

 最高気温が35度以上、最低気温25度以上の年間日数が、20日でいずれも50日以上になったんです。

 「部活が1回休みになった。“暑さ指数”で」(高校2年生)
 「暑いのが続くのがいや」(高校2年生)

 「怖いです。(暑さが)これからもっと長くなっちゃうんじゃないかと思って」(市民)
 

水まんじゅうセット(緑茶付)3個入 590円

暑~い日に爆売れしているのは「水まんじゅう」
 暑~い日が続くなか、“爆売れ”しているものがあります。

 水晶玉のような涼やかな見た目。

 そう、大垣の夏の風物詩「水まんじゅう」です。

 「いま週末3000個~4000個は作る。本当に、例年と比べて多いですね今年は。例年の2倍くらい多い」(金蝶園総本家 杉山秀子店長)
 

水まんじゅうを作る個数は増加

水まんじゅうを作る個数は増加
 水まんじゅうを作る個数は1回につき、600個前後だということ。

 例年は4回ほどに分けてつくるところ、今年は6~7回と作業も増えているといいます。

 「こちらは作り置きをしない商品なので。きょうは何人来店するか、朝の動きで見越す。作り置きをしないので、大変な作業です」(杉山店長)

 20日も多くのお客さんが涼を求めて、水まんじゅうを手に入れていきました。

 「夏になると、絶対大垣の人は食べると思う」(市民)
 「人が来ると、ここで買って出す。もうシーズン4~5回来ています」(市民)

 水まんじゅうの販売は、10月14日までの予定です。
 

名古屋市は1890年の統計開始以来、9月として2番目に暑い一日に

名古屋市も体温を超える危険な暑さに
 暑いのは、大垣だけではありません。

 20日の東海地方は、各地で最高気温が35℃以上の猛暑日となりました。

 名古屋市では午後3時までに最高気温37.5℃を観測し、体温を超える危険な暑さに。

 1890年の統計開始以来、9月としては2番目に暑い一日となりました。
 

涼を感じるため、鍾乳洞が人気

鍾乳洞が人気
 涼を感じたくなる、きょうこのごろ。人気を集めるのが――

 岐阜県高山市にある、飛騨大鍾乳洞。

 標高900mと、日本一高い場所にある観光鍾乳洞です。

 中の温度は13℃!袖の長い上着を着ている人も見られました。
 

多くの人が涼を求めて鍾乳洞へ

今年は涼を求める人が多かった
 20日も関西をはじめ、各地からの観光客でにぎわう鍾乳洞。

 今年の夏は厳しい暑さ故か、涼を求める人も多かったようで――

 「とてもありがたいことに、多くのお客様にご利用いただいた。8月は約4万6000人、去年(8月)は約3万6000人だった。1カ月あたり1万人増えるなんてないこと」(飛騨大鍾乳洞 長沼伸彦社長)
 

飛騨大鍾乳洞 長沼伸彦社長

来場者が2割ほど増える
 8月の来場者は、去年と比べて約3割増加。

 そして残暑が続く9月に入ってからも、去年に比べて2割ほど来場者が増えているといいます。

 「これだけ暑いので、皆さん涼しさを求めてみえるのか」(長沼社長)

 Q.まだまだ暑い日が続きそうだが
 「期待しております!」(長沼社長)
 

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