【秋のお彼岸】ろうそくの芯がとんで火事の危険? 原因は濡れたろうそく立て

2024年9月20日 17:00
「秋のお彼岸」火を灯す機会も増える「ろうそく」。このろうそくを立てる「燭台」を濡れた状態で使っていると、思わぬ火事につながる恐れがあります。
 名古屋市消防局が公開したこちらの動画。濡れた状態のろうそく立てを使い、火を灯してしばらくするとーー

 なんと、ろうそくの芯が火をつけたまま、とんでいってしまいました。いったい、どういうことなんでしょうか。

「ろうそく立てが、ぬれている状態でろうそくをを立てることで、高温になった蝋と水が接触し、瞬間的に水蒸気爆発が起こって火がついた芯が飛ぶことがあります」(名古屋市消防局予防課 水野巧さん)

 高温になった蝋が水に触れることで、水が一気に気体に変化し、その勢いで火のついたろうそくの芯が外にとび出してしまう場合もあるといいます。

「ろうそく立てを綺麗にするため、水洗いして十分に拭ききれていなかった、花を供える時に水が垂れてしまうということで起こりうる(水野さん)

 名古屋市では、ろうそくが原因の火事が去年までの5年間で30件起きています。

 消防局 では、火を灯す際、ろうそく立ての水分をしっかり拭き取ること、その場から離れないことなどの注意を呼びかけています。
 

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