男性3人から金銭をだまし取ったなどの罪に問われている「頂き女子りりちゃん」を名乗る女の控訴審で、名古屋高裁は懲役8年6カ月、罰金800万円の判決を言い渡しました。

　起訴状などによりますと、ユーチューブ上などで「頂き女子りりちゃん」を名乗っていた渡辺真衣被告（26）は、マッチングアプリなどで知り合った男性3人の好意につけ込み、計1億5000万円以上をだまし取った詐欺などの罪に問われています。

　1審で名古屋地裁は、懲役9年・罰金800万円の有罪判決を言い渡し、弁護側が控訴していました。

　30日の控訴審判決で名古屋高裁は、渡辺被告がだまし取った金を渡していたとされるホスト側から被害者に1800万円が支払われた点を考慮したなどとして、一審判決を破棄した上で、懲役8年6カ月、罰金800万円の判決を言い渡しました。