衆院選の注目区は「愛知1区・16区」 政治ジャーナリスト青山和弘氏「政治の風景が全く変わる可能性」

2024年10月14日 19:26
15日から本格的に始まる衆院選。政治ジャーナリストの青山和弘さんに、注目する東海3県の小選挙区を聞きました。
 青山さんが注目するのは、「愛知1区」と「愛知16区」です。
 

愛知1区の立候補予定者

愛知1区「保守票の行方」
「1区は、日本保守党から河村たかしさんが立候補します。今回自民党が石破さんという、どちらかというとリベラル色の強い総裁になった。どれだけ保守の票を奪うのかというのは、全国的に注目を集めます。しかも河村さんという、著名でこれまで一定の実績のある方ですから、小選挙区で勝ち切れるのかどうか。愛知1区というのは全国的にも注目区だと思います」(政治ジャーナリスト 青山和弘氏)
 

愛知16区の立候補予定者

愛知16区「与党の勢いを占う」
 そして「愛知16区」。

 「1票の格差」を是正するため、愛知県北西部に今回新たにに設けられた“注目区”です。

「公明党が犬飼さんという候補者を立てます。公明党というのは、小選挙区で立てた候補者は全員当選を必死で目指す政党です。公明党が小選挙区の議席というのをしっかり取ることができるのか。それともこの逆風の中で野党の方に議席がいってしまうのか、与党の勢いを占うという意味でも非常に注目の選挙区だと思います」 (青山氏)
 

「今回は非常に1票が重い」と話す青山和弘氏

結果次第で「政治の風景が全く変わる可能性」
 今回の衆院選、与党にとっても野党にとっても、そして有権者にとっても”重み”のある選挙になると言います。  

「今回は選挙の結果次第で、石破さんが退陣に追い込まれる可能性だってあるし、自公が過半数割れすれば、政権交代の可能性もないとは言えない。もし自民党と公明党がそれなりに勝てば、安倍派が減り、石破政権が結構安定する可能性だってある。そういう意味で選挙後の政治の風景というのは全く変わる可能性がある選挙ですので、非常に1票が重たい。普段以上に重要な選挙ですので、有権者の皆さんも強く意識して、大事に1票を行使していただければと思います」(青山氏)
 

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