一人暮らしの80代男性が2360万円被害 団体職員などをかたる男らから架空請求の電話相次ぐ

2024年10月23日 07:55
 愛知県江南市の80代の男性が、団体職員などを名乗る男らから繰り返し架空の料金を請求され、現金約2360万円をだまし取られました。

 警察によりますと、9月3日、愛知県江南市に住む一人暮らしの80代の男性の携帯電話に「至急連絡してください。電話しないと大ごとになります」などの内容のメールが届きました。

 男性がメールに記載されていた電話番号に電話したところ、電話会社の社員を名乗る男から「サイバー攻撃によってあなたの個人情報が流出して犯罪集団に悪用されている。悪用によって企業に10万円の負債が出ている」などと言われました。

 その後も団体の職員を名乗る男らから電話があり、被害企業の和解金などの名目で繰り返し現金を請求されました。

 男性は10月10日までの間、指定された住所に宅急便で5回現金を送金し、計約2360万円のほか、10万円分の電子マネー利用券をだまし取られました。

 10月に入り、男性が相手先に電話をかけたところ、連絡がつかなかったことから被害に気付いたということです。

 警察は詐欺事件として捜査しています。

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