2人の死亡を確認 病院に見舞いへ行くため出港した漁船が転覆 残る1人の捜索続く 三重

2024年10月24日 16:19
三重県鳥羽市の海上で船が転覆し2人が死亡、1人が行方不明となっています。船は親族の見舞いに行こうとする夫婦を乗せ23日夜、離島から出航したということです。
 鳥羽港から約2.5km離れた答志島。

 鳥羽海上保安部によると24日午前8時ごろ、転覆した漁船から島に住む山下定宏さん(76)が見つかり、死亡が確認されました。

 午前11時すぎには船長の西川豊博さん(76)が海で見つかり、死亡が確認されました。

 船には山下さんの妻・美智子さん(76)も乗っていましたが、行方が分かっていません。

 「港からも転覆した漁船の一部が見えます。まわりでは海保や消防などの捜索が続いています」(記者)

 23日夜、伊勢市内で入院する親族の容体が悪化し、見舞いに行くという山下さん夫婦を乗せた船は午後11時すぎに出航した後、連絡が取れなくなったということです。

 「航路を間違うことはない。船にレーダーもあるし」(3人を知る人)
 「真面目、性格も素晴らしい人たち」(3人を知る人)

 気象庁の観測によると当時、答志島付近の風速は1.2m。寒冷前線が通過し、風向きが大きく変わった後だったということです。

 海上保安部などは引き続き、妻・美智子さんの捜索を続けています。
 

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