三重県津市の職員2人が自らが行った水道の修繕工事を、業者が行ったように見せかけ、業者に業務委託料をだまし取らせていたことがわかりました。

　津市によりますと上下水道事業局の51歳と31歳の男性職員は4月から6月に3件の水道修繕工事を自らが行ったにも関わらず、市内の新英工業が実施したとするうその書類を新英工業に作成させ、業務委託料約11万円を新英工業にだまし取らせたということです。

　市の調べに職員2人と新英工業の社長（50）は行為を認め、職員2人は「緊急工事に素早く対応してくれる新英工業への謝意を示すためだった」「金銭などは受け取っていない」などと話しているということです。

　市は29日、警察に詐欺の被害届を提出し受理されています。