愛知県知事リコール運動巡る署名偽造事件、有罪判決の運動団体事務局長が上告断念

2024年11月20日 12:36
愛知県の大村秀章知事のリコール運動を巡る署名偽造事件の裁判で、控訴を棄却されていた運動団体事務局長の男が、上告を断念しました。
 2019年の「あいちトリエンナーレ」の企画展がきっかけとなった大村知事のリコール運動で、田中孝博被告(63)は運動団体の事務局長を務めました。

 起訴状によりますと、田中被告は他の人物と共謀し、佐賀市内でアルバイトを使って有権者71人分の署名を偽造した罪に問われました。

 1審では執行猶予の付いた有罪判決が言い渡され、田中被告は控訴しましたが、11月6日の控訴審判決で棄却されました。

 20日、田中被告はメ〜テレの取材に対して上告の断念を明らかにし、理由について「地裁と高裁の判決を精査すると、現行の法律では判決を変えるのは難しいと判断した」と話しました。
 

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