催涙スプレー、父の鞄から無断で持ち出す 小6男児が学校で噴射し7人軽症 三重・名張市

2024年11月20日 16:15
三重県名張市の小学校で6年生の児童が遊具などに催涙スプレーを吹き付け、児童7人が目の痛みを訴えて病院に運ばれました。なぜ催涙スプレーが持ち込まれたのでしょうか。
 名張市の名張小学校で20日午前8時50分ごろ、学校から「スパイスのようなものが児童の目に入り、痛みを訴えている」と消防に通報がありました。

 警察などによりますと、6年生の男児が催涙スプレーをシーソーや教室の後ろのドアに吹き付け、近くにいた4年生と6年生の男女7人の児童が目の痛みを訴え、救急搬送されました。

「びっくりした。小学校で起きると予想していなかった」(名張小学校の保護者)
 
 搬送された児童7人は、全員軽症と診断を受けたということです。
 

催涙スプレーが吹き付けられた遊具=20日、三重県名張市の名張小学校

自宅から無断で持ち出す
 男子児童はなぜ催涙スプレーを持っていて、遊具に吹き付けたのでしょうか?
 
 名張市教育委員会によりますと、男子児童が吹き付けた催涙スプレーは、自宅から持ってきたものでした。

 催涙スプレーは男子児童の父親が1年前にインターネットで購入し、かばんに入れてありましたが、男子児童が無断で持ち出したということです。
 
 そして午前8時ごろ、授業が始まる前、友達と会話する中でシーソーやドアに吹き付けたということです。
 
 小学校は、少なくとも20日いっぱい、休み時間などに児童が校庭で遊ぶことを禁止し、シーソーなどの洗浄を行う予定です。
 

これまでに入っているニュース

もっと見る

これまでのニュースを配信中