岐阜県下呂市の救急車1台が事故で使えなくなったことを受け、高山市が救急車を無償で貸し出すことになり、23日、引き渡しが行われました。

　今月10日、下呂市の救急車1台がガードパイプにぶつかって全焼し、医師ら3人がけがをしました。

　下呂市はこれまで、通常時に使用する救急車4台と非常時に使用する予備の救急車1台の5台体制で対応していましたが、この事故で予備の救急車がない状態となりました。

　事故の後、高山市から救急車1台とストレッチャーなどを無償で貸し出せると連絡があり、23日、高山市消防本部で、高山市の消防長から下呂市の消防隊員に救急車などが引き渡されました。

　救急車は、隊員による設備点検や使用訓練などが行われた後、来月1日から2026年3月末まで使用されます。