御嶽山 火口周辺警報「噴火警戒レベル2、火口周辺規制」を継続 火山性地震の回数がやや多い状態で推移

2025年1月20日 16:43
気象庁は20日午後4時、御嶽山について、「火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)」を継続することを発表しました。

御嶽山 17日撮影

 気象庁によりますと、御嶽山では、山頂付近を震源とする火山性地震の回数がやや多い状態で推移しています。

 火山性地震の1日あたりの回数は、18日14回、19日9回、20日15時までに 7回(速報値)でした。  

 火山性微動は観測されていません。

 山体の膨張を測る傾斜計とGNSS連続観測では、火山活動によるとみられる地殻変動は 認められていないということです。

 御嶽山では、去年年末から火山活動が高まっていて、地獄谷火口から概ね1kmの範囲 に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとしています。

 地元自治体などの指示に従って危険な地域には立ち入らないこと。 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るおそれがあると、注意警戒を呼びかけています。

 次の情報は、21日(火)16時頃に発表の予定 で、火山活動の状況に変化があった場合は、随時発表するとしています。
 

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