桜の開花を目前に…桜餅づくりが最盛期 桜の葉を”食べない人”に独自の工夫も 名古屋の和菓子店

2025年3月21日 17:02
季節を目と味で楽しむのが和菓子。桜餅を製造する名古屋市の和菓子店では、最盛期を迎えています。製造過程で行う、独自の一工夫とは?
「春らしい和菓子が並びますが…ありました!桜餅です」(木岡アナウンサー)

 和菓子店「芳光」(名古屋・東区)では、3月上旬から桜餅を販売。

 まだ桜は咲いていませんが―。

「暖かくなってきてたいへんよく売れている」(芳光 島岡一恵さん)

 彩り豊かな和菓子が箱の中に。そこには桜餅も。

 店の工房では、朝早くから桜餅づくりが始まっていました。

 あんを桜色の皮で包んだ餅は、寒天でコーティングされそのままでもおいしそうです。

 餅の横に広げられたのは、塩漬けされた葉を水で戻したもの。桜の葉です。

「いま桜の葉で餅がひとつひとつ包まれました。とてもきれいです」(木岡アナ)

 「芳光」特製の桜餅の出来上がりです。

「すっとほどける。あんこの甘味とふわっと桜の葉の香りが、春を感じさせてくれる」(木岡アナ)
 

桜餅(350円) 和菓子店「芳光」(名古屋・東区)

桜餅の葉、食べる・食べない?
 ところで、この桜の葉を皆さんは食べますか?

「木岡さん、桜餅の葉っぱ食べますか? 」(記者)
「食べますね。食べないんですか?」(木岡アナ)
「私は食べない派だから…」(記者)

 今回、取材を担当した記者は桜餅の葉を食べない、と言います。

 実はこちらのお店のでは、葉を食べないひとに向けた工夫が。

「食べない人のために餅に寒天をかけて葉がはがれやすいようにしている。葉の方にも蜜を少しのせて餅につかないようにしている」(芳光 島岡一恵さん)
 

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