ある日突然、花粉症が原因で“食物アレルギー”に…発症抑えるカギは? 医師に聞いた
2025年4月14日 19:29
特定の果物などを食べるとアレルギー反応が出る子どもがいま、増加しているといいます。原因は、あの”小さな厄介者”?
ある日突然、特定の果物や野菜が食べられなくなる人が、いま増えているといいます。
「トマトはかゆくなる」(24歳・社会人)
「バナナ」(18歳・学生)
「10歳の子どもはリンゴが食べられない。果物全般で多少かゆみが出る」(10歳の子の母)
みなさんには、ある共通点が。それは――
「花粉症」(24歳・社会人)
「スギ、ヒノキ、よくわからない草とか」(18歳・学生)
「(子どもが)花粉症です」(10歳の子の母)
この時期悩んでいる人が多い「花粉症」です。
「トマトはかゆくなる」(24歳・社会人)
「バナナ」(18歳・学生)
「10歳の子どもはリンゴが食べられない。果物全般で多少かゆみが出る」(10歳の子の母)
みなさんには、ある共通点が。それは――
「花粉症」(24歳・社会人)
「スギ、ヒノキ、よくわからない草とか」(18歳・学生)
「(子どもが)花粉症です」(10歳の子の母)
この時期悩んでいる人が多い「花粉症」です。

花粉食物アレルギー症候群の仕組み
花粉食物アレルギー症候群とは?
アレルギーに詳しい、藤田医科大学の矢上晶子医師は、「花粉症が原因で、食物アレルギーになることがある」と話します。
「花粉食物アレルギー症候群。以前は成人の症状かと言われたが、今は小児期から果物を食べると口がイガイガする人が増えている」(藤田医科大学ばんたね病院 矢上晶子教授)
近年、小児期から発症することが増えているという 「花粉食物アレルギー症候群」。その仕組みはというと――
花粉症は、体内に入った花粉の成分を体が感じ取ることで、症状を引き起こします。
果物に含まれる成分の中には、花粉の成分と形が似ているものがあり、花粉症の人がその果物を食べると「花粉が入ってきた!」と体が勘違い。
これが花粉症による食物アレルギーの正体です。
口のかゆみなどの軽い症状から、呼吸が苦しくなるなどの重い症状まで、症状は人それぞれです。
「花粉食物アレルギー症候群。以前は成人の症状かと言われたが、今は小児期から果物を食べると口がイガイガする人が増えている」(藤田医科大学ばんたね病院 矢上晶子教授)
近年、小児期から発症することが増えているという 「花粉食物アレルギー症候群」。その仕組みはというと――
花粉症は、体内に入った花粉の成分を体が感じ取ることで、症状を引き起こします。
果物に含まれる成分の中には、花粉の成分と形が似ているものがあり、花粉症の人がその果物を食べると「花粉が入ってきた!」と体が勘違い。
これが花粉症による食物アレルギーの正体です。
口のかゆみなどの軽い症状から、呼吸が苦しくなるなどの重い症状まで、症状は人それぞれです。

季節ごとに吹いてる花粉も違うので、症状を起こす果物も違う
果物や野菜以外の食べ物でも、アレルギー反応が起こる場合も
「季節ごとに吹いてる花粉も違うので、症状を起こす果物も違う」(矢上教授)
例えばこれからの時期にも、花粉が飛ぶシラカンバはリンゴやモモ、ヒノキはトマト、ヨモギはセロリやニンジンなどと反応。
スパイスなど、果物や野菜以外の食べ物でも、アレルギー反応が起こる場合があります。
例えばこれからの時期にも、花粉が飛ぶシラカンバはリンゴやモモ、ヒノキはトマト、ヨモギはセロリやニンジンなどと反応。
スパイスなど、果物や野菜以外の食べ物でも、アレルギー反応が起こる場合があります。

花粉にできるだけ触れないことが重要
どのように対策したらいいか
さらに近年の研究で、これまで知られていなかった組み合わせも分かってきました。
「スギやヒノキの花粉が、モモ・ウメ(に反応する)。食べて運動すると、ショックを起こすことが分かってきて、疲労や二次的要因があると、目が腫れてきてショックを起こす人がいる」(矢上教授)
どのように対策したらよいのでしょうか。
「防御をすることが一番の策。家に帰ったら、(花粉を)ちゃんと落として入る」(矢上教授)
花粉を衣服などについたままにしない対策のほか、マスクや眼鏡など、花粉にできるだけ触れないようにすることが重要だといいます。
体質によっては、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、花粉症など、様々なアレルギーを連鎖して発症する場合もあるといいます。
「スギやヒノキの花粉が、モモ・ウメ(に反応する)。食べて運動すると、ショックを起こすことが分かってきて、疲労や二次的要因があると、目が腫れてきてショックを起こす人がいる」(矢上教授)
どのように対策したらよいのでしょうか。
「防御をすることが一番の策。家に帰ったら、(花粉を)ちゃんと落として入る」(矢上教授)
花粉を衣服などについたままにしない対策のほか、マスクや眼鏡など、花粉にできるだけ触れないようにすることが重要だといいます。
体質によっては、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、花粉症など、様々なアレルギーを連鎖して発症する場合もあるといいます。

藤田医科大学ばんたね病院 矢上晶子教授
幼少期から免疫を整えることが重要
矢上医師は、幼少期からの「肌の保湿」と「湿疹の治療」で、免疫を整えることができると指摘します。
「小さい頃から(対策を)ちゃんとしていくことによって、本当は予定であればアレルギーを発症したのに予防できる。木の枝葉が出るようにアレルギーが増えていくことを抑えられる」(矢上教授)
症状を緩和するためには、花粉症の治療が必要です。
矢上医師は、なるべくはやく病院を受診するよう呼び掛けています。
「小さい頃から(対策を)ちゃんとしていくことによって、本当は予定であればアレルギーを発症したのに予防できる。木の枝葉が出るようにアレルギーが増えていくことを抑えられる」(矢上教授)
症状を緩和するためには、花粉症の治療が必要です。
矢上医師は、なるべくはやく病院を受診するよう呼び掛けています。
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