渋谷の新商業エリアに岸田首相登場

2024年07月25日 10:22
渋谷の新商業エリアに登場した岸田文雄内閣総理大臣(C)ORICON NewS inc.
(C)ORICON NewS inc.

 渋谷の新商業エリア『Shibuya Sakura Stage』のオープニングセレモニーが25日、同所で実施され、岸田文雄首相らがテープカットセレモニーに参加した。

【写真】楽しみ!渋谷に新たな商業エリアがオープン

 岸田首相はテープカットの前に来賓代表であいさつ。「関係者の皆様方の熱意、そして努力に心から敬意を表し、申し上げたいと思います。開業で歩行者ネットワークが整備されることによって、地域全体の人の往来、流れ、これが加速をし、新しい動きが期待されています」と話した。

 続けて「渋谷の街は、1990年代にIT企業が渋谷駅周辺に集積したことからビットバレーと呼ばれていた時代がありました。そのビットバレーから、今のIT業界で活躍する多くの起業家が生まれました。そして今、2020年代に2000社を超えるスタートアップが渋谷を拠点として活躍をしている。日本国内でも最大級のスタートアップコミュニティが渋谷に形成されている。令和のビットバレーと呼ばれる、こうしたこの活況が再来しつつあります。こうしたスタートアップの活況の中で、Sakura Stageにおいては、オフィスあるいは商業施設、住宅はもちろんでありますが、スタートアップの支援機能も備えていただいている。次世代を担うスタートアップがここからまた大きく羽ばたいていく、こうしたことも期待されています」と語っていた。

 さらに、「さまざまな社会課題を経済成長のエンジンに転換し、新しい資本主義という経済モデルを今動かしているところですが、その重要な担い手はスタートアップです。このShibuya Sakura Stageがスタートアップ支援の拠点となって、国境を越えて、内外の大学あるいはスタートアップ拠点とも有機的に連携をして新しいイノベーションを起こす、こうした役割を担っていただくことも大いに期待したいと思います」と期待感を口にしていた。

 25日には、商業エリアでショップ及びレストランの37テナントが新たにオープン。21日には、JR渋谷駅 新南改札の使用開始に加え、国道246号を西口方向へ通行するための西口地下歩道が開通し、複層での歩行者ネットワークが完成している。

(提供:オリコン)