團十郎「麻央も見守ってくれた」

2024年11月24日 15:51
(左から)市川團十郎、市川新之助 (C)ORICON NewS inc.
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 歌舞伎俳優の市川團十郎がF1日本グランプリの公式アンバサダーに就任することが24日、東京・歌舞伎座で行われた『F1ラスベガスグランプリ パブリックビューイングイベント』内で発表された。

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 鈴鹿サーキットは、F1という世界最高峰の自動車レースシリーズの舞台で、日本および日本グランプリの価値を高め、新たなファンを獲得するため、日本の文化や美しさ、日本のモータースポーツ文化を発信する取り組みを進めている。この取り組みの一環として、日本の伝統文化をさらにアピールし、日本におけるF1文化に新たな風を吹き込むため、團十郎がアンバサダーに就任する形となった。

 イベント後の囲み取材で、團十郎は「すばらしいですね。親父が好きで、子どもの頃よく見ていたので、久しぶりに見てうれしいですね。親父がずっと、アイルトン・セナ見ていましたから。本当に好きでした。細かいことがわかればわかるほど、面白い。各々の役目がすごい。現代の中で研ぎ澄まされていく技術。自分の芸事への向き合い方、磨き方、そういったものへの刺激になっています」とかみしめるように語った。

 市川新之助も「すごい迫力で、現実で見ないとわからないと思うんですけど、すごく速い。新幹線くらい速くて、本当に迫力があってすごかったです」と満面の笑みを浮かべた。今年は2年にわたった襲名披露興行も終えたが、團十郎は「襲名披露期間も、せがれも大きな風邪も引かずにまっとうしてくれて、やり遂げてくれた。家族として乗り越えられて、ママ、麻央も見守ってくれていたんじゃないかなと。これから始まるタイミングなので、見つめ直す期間でした」と言葉に力を込めていた。

 来年4月6日に鈴鹿サーキットにて開催される、F1日本グランプリ決勝レース前のオープニングセレモニーでは、團十郎による歌舞伎舞踊が行われる。この日のイベントでは、團十郎、新之助、佐藤琢磨によるトークなども実施された。

(提供:オリコン)