練習中の野球部員が死亡 元監督らを提訴 岐阜協立大学の部員の遺族

2024年7月24日 21:35

2022年、岐阜県大垣市の岐阜協立大学で硬式野球部の男子部員が練習中に倒れて死亡したことをめぐり、遺族が損害賠償を求める裁判を起こしました。

岐阜協立大学(大垣市)

 訴えによりますと、岐阜協立大学の硬式野球部の4年生だった男子部員は2022年5月、監督の指示でランニングを始めてからおよそ1時間後に倒れて意識を失いました。

 その後、監督らが車で運んだ大垣市内の病院で、新型コロナへの感染が分かったため、別の病院へ転院して治療を受けましたが翌日、死亡したということです。

 遺族は、意識を失った際に熱中症のような症状が見られたにも関わらず、救急車を呼ばず、ユニフォームを脱がせてすぐに冷却するなどの処置をしなかったなどとして、元監督や病院などに対し合わせて1億2000万円余りの損害賠償を求める裁判を岐阜地裁に起こしました。

 大学は訴えに対し、「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。

 

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