持ち運びやすい「防災ボトル」 旅行や帰省時のもしもに備える 専門家に聞く必要なもの
2024年8月12日 17:34
旅行や帰省の際、どのような地震の備えをしたらいいのか。防災士に話を聞きました。
日本防災士会の渋谷香奈さんに、旅行や帰省時の防災への備えについて話を聞きました。
Q.巨大地震の備えが必要にとなっています。特にお盆の時期、どんな備えが必要でしょうか(上坂嵩アナ)
「移動される人が多い季節になので、防災ボトルとスマートフォンは確実に持っていただきたい」(日本防災士会 理事 渋谷香奈さん)
いざという時に携帯したい「防災ボトル」とは――
「プラスチック製で透明のフタがついているボトルを活用して、その中に自分用の必要なものを入れて、バッグや車の中に常備することを推奨しています」(渋谷さん)
「防災ボトル」とは、警視庁のSNSで、おととし投稿されて「コンパクトでカバンがの中でも潰れない」「手軽に実践できそう」などと、反響を呼びました。
「防災ボトル実際に作ってみました。常備薬となる薬、水で膨らむタオル。あるいは、現金、ライト、アルコール、ようかんなどを入れています」(上坂アナ)
「薬については、毎日飲んでいる方は、薬の名前を覚えていなかったりするので、処方箋のコピーを入れると、支援としてこの薬がほしいとお願いできる」(渋谷さん)
防災ボトルは、持ち運びしやすく、ぬれても安心です。
速やかな情報取集のために事前にすること
スマートフォンをフル活用
続いては、「スマートホンをフル活用する」ということです。
連絡はもちろん、ハザードマップの確認や災害情報を取得するために必要です。
速やかに情報収集するためには――
「事前にスマートフォンのホーム画面に、防災アプリなどをすぐに見られるように持っておく、写真のように見られるように保存するのは有効な方法。災害が起きた時や特別な時に、なかなかスムーズにはできないのかなと思うので、日頃から情報収集の癖をつけてほしいなと思います」(渋谷さん)