自転車と歩行者の正面衝突「実験映像」衝撃の大きさとは 事故で歩行者の女性(51)が意識不明に 愛知

2024年10月7日 16:55

6日夕方、愛知県豊田市で自転車と歩行者がぶつかり、歩行者の女性が意識不明の重体となる事故がありました。自転車事故の衝撃は、どの程度なのか。実験映像が、その衝撃の大きさを伝えています。

 警察によりますと、6日午後6時10分ごろ、豊田市森町の豊田スタジアム近くの道路で、15歳の男子高校生が乗る自転車と51歳の歩行者の女性が正面衝突しました。

 救急隊が事故現場に到着したときには、女性は意識がありましたが、病院に運ばれたあと、容体が急変し意識が無くなりました。

 女性は頭蓋骨の骨折やくも膜下出血などのけがをしたということです。自転車に乗っていた高校生にけがはありませんでした。

 警察は、事故の原因を調べています。

 

提供:JAF

正面衝突の恐ろしさ

 自転車と歩行者の正面衝突。その恐ろしさが分かる映像があります。

 JAF=日本自動車連盟がインターネットで公開している実験映像。

 自転車が歩行者に向かって走っていきます。すると、歩行者が仰向けに倒れ、頭が地面に叩きつけられます。

 別の角度から見ると、頭への衝撃の大きさが分かります。

 自転車の速度は、時速20キロ。若い男性なら容易に出せる速さで、たとえ急ブレーキをかけたとしても、すぐには止まれません。

 JAFによりますと、自転車と歩行者の正面衝突の多くは、前方不注意や自転車のスピードの出しすぎが原因だということです。

 今回の事故が起きた午後6時前後は、「魔の時間帯」といわれています。

 通勤や通学で人通りが多く、日が暮れて暗くなるため、徐々に日没の時間が早くなるこれからの時期は、特に注意が必要です。

 

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