名古屋競馬場の移転イベントをめぐる汚職事件の裁判 組合元職員(56)に執行猶予付き有罪判決
2024年12月16日 12:29
名古屋競馬場の移転イベントをめぐる汚職事件の裁判で、愛知県競馬組合の元職員に、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
起訴状などによりますと、愛知県競馬組合の元総務広報課長、石黒弘喜被告(56)は、名古屋競馬場の移転に伴うイベントの公募型プロポーザルで、イベント会社の元社員に便宜を図った見返りに、現金合わせて約340万円を受け取ったとして、受託収賄の罪に問われています。
検察側は懲役2年6カ月を求刑し、弁護側は「見返りの話はなかった」として無罪を主張していました。
16日の判決で名古屋地裁は「競馬組合の業務の公平さや信頼を損なった」などとして、懲役2年6カ月、執行猶予5年を言い渡しました。