危険なアスベスト含む廃棄物を敷地に放置か、名古屋の産廃業者を書類送検 愛知労働局

2025年1月16日 19:28

健康被害の恐れのあるアスベストを含む廃棄物を放置したなどとして、名古屋市の会社と社長が書類送検されました。

 労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、名古屋市港区の産業廃棄物収集運搬会社「サーライン」と男性社長(72)です。

 愛知労働局によりますと、2023年8月以降、アスベストを含む建材の廃棄物を飛散対策をとらずに一宮市内の敷地に放置したり、取引業者に譲渡したりした疑いが持たれています。

 「サーライン」は去年1月時点で廃業していて、現在もアスベストを含む廃棄物は放置されたままとなっています。

 今のところ、健康被害は確認されていません。

 アスベストを含む廃棄物を譲渡したとして書類送検されるのは、愛知労働局管内では初めてのケースだということです。

 

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