二十歳を迎えたフィギュア松生理乃選手 夢の五輪へ勝負の1年、清楚さと力強さを

2025年1月16日 22:48

フィギュアスケートの松生理乃選手(名古屋市出身/中京大学)が、母校で二十歳を祝う会に出席し、今後の意気込みを語りました。

二十歳を祝う会に出席した松生理乃選手

 1月12日、卒業した南山小学校(名古屋市昭和区)の「二十歳を祝う会」に出席した松生理乃選手(20)。

「8年ぶりだったので、覚えてなかったら寂しいなと思って来たんですけど、みんな『いつも見てるよ』って言ってくれて、とてもうれしかったですし、これからも見てもらえるように頑張らないと」(松生選手)

 

松生選手こだわりのネイル

今シーズンは大躍進

 二十歳になって迎えた今シーズンは、まさに大躍進。

 グランプリシリーズでは2試合連続で表彰台にあがると…。

 世界の上位6人だけが出られるグランプリファイナルに初めて進出。

 美しい演技で世界を魅了しました。

「本当にたくさんのことを経験することができて、それをしっかり試合の中で生かすことができていたと思うので、自分にとってすごく充実したシーズン(前半)になったと思います」(松生選手)

 今回の振袖は、自分らしさをイメージして選んだ、ピンク色。

 ネイルにもこだわっていました。

「グラデーションにしたくて。今までのデザインの中で一番くらい気に入っています」(松生選手)

「着物もショートの衣装の色だなと思って」(松生選手)

Q.このまま滑っちゃったら?
「いけそう(笑)ちょっと重いかも」(松生選手)

 10月に二十歳を迎えましたが、大人になった実感はまだあまりないようです。

「誕生日の時にシャンパンを飲んだんですけど、ちょっとまだ…あんまり美味しくなかった(笑)自分が小学生の時に思っていた二十歳と全然違って、こんなんじゃなかったような気がすると思ったんですけど。まだ心も子どものままだと思うので、ここからもっと成長していきたい」(松生選手)

 

恩師の山田満知子コーチ(右)

愛弟子の成長を認める恩師

 そんな松生選手を小学生時代から見守ってきたのが、浅田真央さんや宇野昌磨さんなど、日本を代表するスケーターたちを育ててきた山田満知子コーチ。

 今では華麗に振袖を着こなす大人ですが、常々指摘されてきたのが…。

「華がないっていうのは(満知子コーチに)本当にずっと言われていて。姿勢だったり、一つ一つの所作を気を付けることで、ちょっと華やかに見えたりとかすごく研究して練習してきたので、昔に比べたら品の良さだったり目をひく動きができるようになってきているのかなと思います」(松生選手)

 愛弟子の成長を、恩師も認めています。

「華やかではないけれど品のいい美しさ。派手さはないけれど静かな中に何とも言えない魅力を出せるようになったんじゃないかなと思います」(山田満知子コーチ)

 

清楚さに加えて力強さを目指す松生選手

五輪「意識はしても、考えすぎずに」

 憧れの舞台・オリンピックまであと1年。

 培ってきた清楚な滑りだけでなく、今後は力強さも身につけ、勝負の年に挑みたいと言います。

「(オリンピックが)いざすぐそこって考えると、ちょっと不安な気持ちが大きくなってしまう。でもいつも通りできたら結果もついてくると思うので、意識はしているんですけど、結果だけを考えすぎずにやれたらいいかなと思います」(松生選手)

(2025年1月16日放送 メ~テレ『ドデスカ!』より)

 

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