「噴火の兆候見られないが注視を」御嶽山の噴火警戒レベル引き上げを受け、岐阜地方気象台が説明会
2025年1月17日 19:18
岐阜と長野の県境にある御嶽山について、気象庁が噴火警戒レベルを「2」に引き上げたことを受け、岐阜地方気象台が県などに火山活動の状況を説明しました。
御嶽山では去年12月以降、山頂付近を震源とする火山性地震が増加していて、気象庁は16日、噴火警戒レベルを「1」の「活火山であることに留意」から「2」の「火口周辺規制」に引き上げました。
17日午後、岐阜地方気象台は岐阜県庁で県や下呂市などへの説明会を開き、地殻変動は確認されておらず噴火の兆候は見られていないものの、引き続き注視が必要だなどと話しました。
一方、下呂市と高山市はレベル引き上げに伴い登山道の入り口に引き上げを知らせる看板を設置したということです。
また、県が登山ポストなどを確認したところ、17日午後1時時点で御嶽山への登山者はいないとみられますが、県は規制対象となっている火口からおおむね1kmの範囲には立ち入らないよう呼びかけています。