日経平均株価が先週末の自民党・総裁選の影響で急落しました。 　（経済部・北村莉子記者報告） 　市場関係者は、自民党の総裁選を巡る金融市場の乱高下について、いわゆる「石破ショック」が起きたと話しています。 　日経平均は先週末、利上げに否定的な高市氏が有力だとみて上昇していましたが、取引終了後の決選投票で石破氏が総裁となったことから、政策への警戒感で急落したとみられます。 　日経平均はその後、一時、1900円以上値下がりしました。 　ただ、市場関係者は「思ったより（株価は）持ちこたえた印象だ」「週末の（石破氏の）発言も無難だったので“ショック”は徐々に収まるだろう」とみています。 　今後は10月下旬とみられる衆議院選挙に向けて総裁の発言を警戒することになりそうです。