“大量”光の筋 火球でも衛星でもない…正体は?

2025年01月21日 22:40
 夜空に謎の“大量の”光の筋が確認されました。 ■火球でも衛星でもない…!?  興奮する人々の声。空飛ぶ何かがこちらへ迫ってきます。 観光客 「クレージーだわ!」  ゆっくりと頭上を流れていく光に大騒ぎです。 観光客 「何かおかしいぞ!何か起きたんだ!」  この不思議な光。人々が言うように、流れ星なのでしょうか。流れ星といえば一瞬輝き、あっという間に消えてしまうもの。  専門家は、今回の光は少し違うと指摘します。 平塚市博物館 天文担当 藤井大地学芸員 「天然の流れ星とは違うんですね。人工衛星とも違いまして…」  流れ星でもなく人工衛星とも違う。謎の大量の光の筋、その正体は…。 ■“大量”光の筋 その正体  夕焼けに染まる空を流れていく大量の光の筋。流れ星のように、あっという間に消えることはなく、長くゆっくりと移動していきます。  実はこの日、同じような光は大西洋沿岸の広い範囲で目撃されていました。  この光の正体は一体。専門家は…。 平塚市博物館 天文担当 藤井大地学芸員 「スターシップというロケットの一部。スペースX社の大型ロケットが落下して光っている様子」  光が撮影された日、イーロン・マスク氏の宇宙企業「スペースX」はロケットの発射試験を実施。しかし、「予定外の急速な分解が起きた」とし、飛行中に爆発したことを示唆しました。  専門家は宇宙事業のリスクについても指摘します。 平塚市博物館 天文担当 藤井大地学芸員 「かなり(ロケットが)大きかったので、破片が燃え尽きずに落下して、実際に航空機の航路を変更するだとか対策がなされた」  アメリカ連邦航空局によりますと、破片の落下による負傷者の報告はないものの、飛行機の遅れが発生。被害は確認中としています。 平塚市博物館 天文担当 藤井大地学芸員 「どんどん宇宙開発のスピードが加速して進展していますから、これまでリスクじゃなかったことが、リスクになるということが起きてくる」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2025

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